エンタメ

テリー伊藤対談「百田尚樹」(1)放送作家になったきっかけは…

20140828m

●ゲスト:百田尚樹(ひゃくた・なおき) 小説家、放送作家。1956年生まれ、大阪府出身。「探偵! ナイトスクープ」(朝日放送)をはじめ、多数のテレビ番組の制作を担当。06年「永遠の0(ゼロ)」で作家デビューし、13年「海賊とよばれた男」で本屋大賞を受賞した。NHK経営委員を13年11月より務める。クラシック音楽にも造詣が深く、最新刊「至高の音楽 クラシック永遠の名曲」(PHP研究所)が発売中。

 国家と政治について真正面から論じる作家・百田尚樹氏。戦後69年目の今夏、慰安婦問題を巡る過去報道について朝日新聞がついに虚偽性を認めた。そんな中、同じテレビマン出身の天才テリーが、百田氏の表現者としての原点から、日中韓問題の争点まで、本音を鋭く聞き出した!

テリー 百田さんはもともと「探偵! ナイトスクープ」の放送作家なんですよね。放送作家には、なろうと思ってなったんですか。

百田 いやいや、恥ずかしい話なんですが、私は大学を中退しまして、何も仕事がなかった時に、テレビのディレクターに「ブラブラしてるんだったら、放送作家でもやるか」と言われたんです。なぜそんな声がかかったかというと、当時、朝日放送で「ラブアタック!」という視聴者参加番組があったんですよ。

テリー もちろん知ってますよ。僕はあれを見て「ねるとん紅鯨団」を考えたんですから。

百田 ああ、そうですよね。あの当時、関西では「プロポーズ大作戦」「パンチDEデート」、それから「ラブアタック!」、この3本がすごく当たったんです。それがひととおり終わったあとに「紅鯨団」が出てきて、それはまさにさっきの3本の要素が全部合わさった感じですね。僕はあれを見た時に、あの時代が復活したなという感じがありました。おもしろかったです。

テリー ありがとうございます。それで百田さんは、その「ラブアタック!」に出ていたんですか。

百田 はい。当時はね、まだ男女が対等じゃなく、1人の女の子が「かぐや姫」といって高いところにいるんです。それを目指して5人の男たちがいろんなアホらしいゲームをして、1人ずつ落ちていって、最後に残ったやつが求婚できる。だからといってカップル成立とは限らない。女の子が「こいつ嫌いや」って思ったら落ちていくんです。いいと思ったら、上のくす玉が割れて、カップル成立と。

テリー 懐かしい(笑)。

百田 それが第1部で、第2部では今度は4人の男がそれぞれ女の子に向かって自己PRを30秒、そして彼女に対して歌をささげて、そこで女の子は1人を選ぶと。その男を「アタッカー」と言うてたんですが。

テリー 「恋のアタッカー」だ。

百田 そうそう。アタッカーの中にも変なのがいまして、女の子はどうでもいい、とにかく会場をどんだけ沸かすか、ブラウン管の向こうで見てる視聴者をどれだけ笑わすかと。

テリー いかにも関西ですね(笑)。

百田 そういう男は当然、落とされますけど、視聴者から、あいつをもう1回見たいというリクエストみたいなのがあってね。そういう人間ばっかり集めて、年に何回か「みじめアタッカー大会」というのをやってたんです。

テリー 見てました、見てました。

百田 その「みじめアタッカー大会」の常連やったんですよ。十何回出ました。

テリー そういうことか!

百田 そうなんです。それで大学を中退した時に、ディレクターから「おもしろいセンスしてるから、今度は裏方でやってみいひんか」って言われて、この業界に入ってきたんです。

テリー それで構成作家になって、テレビ業界の巨匠になったわけじゃないですか。そこからどうして小説家を目指したんですか。

百田 テレビの仕事って大勢で作りますよね。それも楽しいんですけど、小説というのは始めから終わりまで全部自分の仕事ですから、100%自分のアイデアだけで勝負してみたいという気持ちもどこかにあって。あと東京は作家の仕事が専門化されていますが、関西では何でもやるんですよ。私はディレクターもやりましたし、ラジオの生放送に出たり、クイズ番組やコント、漫才の台本も書く。「あらかた全部したな」という思いもあったんです。

テリー なるほど。

百田 その時にちょうど50歳になったんですね。「昔だったら人生終わってるな」と。「ちょっと遅いかもわからんが、新しい人生にチャレンジしてみようかな」という気持ちもありました。

カテゴリー: エンタメ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の育毛ケアはカッコいい」は女性たちの新常識。モテ男を目指すなら今すぐGO!

    Sponsored
    89357

    小さい頃、家の洗面台には親父の育毛剤があって、なんだか悲しい気持ちになったことを覚えている。それを人知れず使っている(しかも家族にも!)親父の後姿は、やけに哀愁が漂っていた。記者が年齢を重ねることに不安を感じたのも、この頃だった。ところが、…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , |

    「小じわ」の放置は「老け顔」に!?今すぐ始める30代からのスキンケア

    Sponsored
    86146

    30代から40代の女性は、結婚や出産・育児などの経験を経ることでママ友や主婦仲間といった新しいコミュニティでのお付き合いが始まったり、そして仕事の場では経験を重ねることで責任あるポジションに就いたりと、家庭や仕事でより充実した毎日を過ごして…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , |

    忘年会シーズンに糖質制限なんて無理!酵素のチカラで炭水化物も怖くない!?

    Sponsored
    91454

    男30代40代の働き盛り。当然、昼も夜も栄養バランスを考えた食事なんてなかなかできず、酒の付き合いも多い。そのため食生活は極めて不規則だ。話題の糖質オフやグルテンフリーはどこ吹く風で、とりあえず、日本人ならお米だろ!と、エネルギーを蓄えて毎…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
Hey!Say!JUMP「紅白」初出場決定にファンが喜べぬ理由は有村架純!
2
「薬物で3度逮捕」三田佳子次男が今度は「不貞暴行」だって
3
本田翼、イケメンデザイナーとの「密着写真」公開にファンが大ダメージ!
4
佐藤健も大迷惑!?「るろうに剣心」作者が女児“法律違反動画”逮捕の波紋
5
とんねるず「みなおか終了」でCS放送に「都落ち」説が急浮上するワケ