芸能

弘兼憲史×萩本欽一 欽ちゃんとドンと「新老人」を楽しもう!(3)前より「死」が近くなった気がする

20160414k

萩本 ところで、弘兼さんは、ご自分で年齢の線引きはするんですか?「何歳になったら年寄りだ」とか。

弘兼 いや~、しないですね。

萩本 でしょう? じゃあ弘兼さんも年齢なんか気にしてないんですよ。

弘兼 でも、日本人の男性の平均寿命って約80歳なんですね。そうすると平均まで生きるとして、僕はあと11年なんです。

萩本 だったら、僕はあと6年ですよ(笑)。

弘兼 いやいや、たぶん、萩本さんはもっと長生きしますよ(笑)。だけど、そうやって考えると自分の人生、短いなぁとは思います。

萩本 でも、平均寿命って毎年延びてますよね。

弘兼 確かに。ただ、医者に聞いたら「90歳を超えることはないんじゃないか」と。ガンの治療薬ができるとか、何か劇的な変化があればもっと延びるかもしれませんけど。

萩本 それでも、弘兼さんは自分を老人だと思ってないんでしょう?

弘兼 昔に比べると、何となく死が近くにある気はするんですけどね。ですから、「新老人のススメ」にも書いたんですけど、あと11年あるとしたら引き算で考えるんです。例えば貯金が1000万円あって、それを使い切ろうと思ったら、1年に100万ずつ使わないとなくならないな、とか。そういう計算は何となくしますね。

萩本 僕もね、ある程度寿命の線を引いていた時期があったんですよ。僕の人生は(コント)55号から始まったから、55歳で亡くなるのが最高の人生じゃないかって。で、その頃にちょうど貯金もなくなるといいかなぁと思って、ムダづかいして生活してたんです。そしたら、55歳になってもピンピンしてた(笑)。

弘兼 アハハハハハ!

萩本 だから、そのあとに稼ぐのがえらい大変だったんです(笑)。だから弘兼さんだって、気をつけたほうがいいかもしれませんよ。

弘兼 う~ん、確かにそうなんですよね。そういうふうに逆算して生きられればいいとは思うんですけど、実際はそううまくいかないですから。それに僕もわりに行き当たりばったりに生きてまして、実はそのほうが好きなんですよね。

萩本 あらら(笑)。「平均寿命まであと11年」の話はどうなったんですか?

弘兼 こういうのは、まさに「朝令暮改」と言いますね(笑)。言っていることがコロコロ変わるという。

萩本 でも、今の自分が元気を出すために「あと8年しか人生はない」みたいな考え方で生きるのは、いいかもしれないですね。「いつまでも元気でいたい」だとしんどいけれど、「80歳で人生が終わる」と思えば、逆に何でもできる。当然その先もあるのかもしれないですけど、その時はその時でね。

弘兼 なるほど。

萩本 例えば、それを言い訳にして知らない女の人に声をかけるとかできるじゃないですか。「ごめんなさい、あと3年しか寿命がなくて急いでるもんですから、声かけさせてもらいました」なんてね(笑)。

弘兼 ハハハ、よく晩年の森繁久彌さんがそんな感じだったって言いますよね。女優さんやスタッフの女性のおしりを触るのが当たり前になっていて、みんなも「森繁さんだからしょうがないか」って思ってたそうですが。

萩本 あれ、女性に言わせると、「触らせてくれ」っていうのは「おはようございます」と一緒だったらしいですよ。朝の挨拶の1つなんですって(笑)。

弘兼 長く生きると、そんな境地にたどりつくんでしょうか。私なんか、まだまだ森繁さんの域には達せませんけどねぇ。

萩本欽一(はぎもと・きんいち) 1941年東京都出身。66年に坂上二郎と「コント55号」を結成、たちまちお茶の間の人気者に。80年代には「欽ちゃんのどこまでやるの!?」などで視聴率「100%男」の異名を取るまでに。昨年4月に駒澤大学仏教学部に入学、大きな話題を呼んだ。

弘兼憲史(ひろかね・けんし) 1947年山口県出身。早稲田大学法学部卒業後、松下電器産業(現パナソニック)勤務後、74年に漫画家デビュー。主な代表作は「島耕作」シリーズ、「黄昏流星群」など。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    忘年会シーズンに糖質制限なんて無理!酵素のチカラで炭水化物も怖くない!?

    Sponsored
    91454

    男30代40代の働き盛り。当然、昼も夜も栄養バランスを考えた食事なんてなかなかできず、酒の付き合いも多い。そのため食生活は極めて不規則だ。話題の糖質オフやグルテンフリーはどこ吹く風で、とりあえず、日本人ならお米だろ!と、エネルギーを蓄えて毎…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , |

    少しのお酒で頬が赤く…赤ら顔は化粧水で簡単ケア!

    Sponsored
    91796

    年末年始の飲み会が増えるこの時期、「少しお酒を飲んだだけでも顔が赤くなってしまう…」と悩む女性がよく見られます。子どもの頃は「ほっぺが赤くてかわいい!」なんていわれて喜んでいたものの、大人になると恥ずかしいものですよね。メイクで必死にカバー…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , , |

    2017アサ芸プラス人気記事ベスト5⇒1「マッチ『愚か』な発言」に圧勝の後輩

    95590

    徳間書店が運営するニュースサイト「アサ芸プラス」。先の人気記事第10位⇒第6位に引き続き、2017年の人気記事トップ5を公開します!5位:近藤真彦、国分太一にまくし立てた「パワハラ結婚論」に大ブーメラン!国分太一がMCを務める情報番組「ビビ…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
広瀬すず、兄逮捕で3年前の「無邪気な発言」が蒸し返されるワケ
2
「車内」「軋む音」…フジ秋元優里の騒動で蘇るFカップ女優“伝説の不貞”
3
「オトコ対立」女優の最新「共演NGリスト」(1)宮崎あおいと蒼井優が犬猿の仲になったワケ
4
本田翼「自分を無視した女優」告白で取りざたされた“後輩”の実名!
5
芦田愛菜は学校生活で好感度上昇!?「美女&イケメン化」に成功した元子役3人