スポーツ

オープン戦首位チームはヤバイ?高橋監督が警戒する「伊東事件の再来」

 ヨシノブ巨人が波に乗りきれない。甲子園で3連勝したものの、まだ勝率5割ラインをクリアしていない。このままでは、「オープン戦で好成績を残したチームはペナントレース序盤でつまずく」の悲劇も、踏襲されそうだ。

「昨年、オープン戦首位だったのは、千葉ロッテです。そのロッテがペナントレース本番で大敗したのは、開幕した途端に外国人選手が打てなくなったから。各球団が新戦力対策でオープン戦ではあえて打たせ、研究するのはよくある話ですが」(スポーツ紙記者)

 伊東勤前監督は大敗の責任を取り、シーズン途中での退任も表明している。そして今季、ヨシノブ巨人が6連敗を喫し(12日)、次節の広島戦も負け越した時、「伊東事件の再来」も懸念されたのだ。その後、巨人のオープン戦首位の原動力ともなった岡本和真(21)、ゲレーロ(31)が当たりを取り戻し、勝率5割ラインを狙うところまでは浮上してきた。高橋由伸監督(43)に伊東事件を踏襲させないためには打線が奮起していくしかないが、こんな指摘も聞かれた。

「指揮官の腹心である村田(真一=54)ヘッド兼バッテリーコーチは『オレと守備担当コーチは胃に穴が空きそう』とこぼしています。昨季の打線低迷の反省で、今季は例年の倍以上も打撃練習に時間を割きました。反面、守備練習の時間は削られて」(球界関係者)

 岡本の不慣れな一塁守備はもちろん、ゲレーロの守備もお世辞にも巧いとは言えない。前在籍チームの中日が強く引き止めなかったのは、「守備範囲が狭い」「シングルヒットが二塁打に…」といった“記録に残らない失策の多さ”が原因とされている。

「序盤戦、菅野、田口らに勝ち星が付かなかったのはゲレーロの守るレフトに打たせては行けないと思ったからかも」(前出・スポーツ紙記者)

 交流戦の始まる前に、首位戦線に浮上しておきたい。書き入れ時の夏休みには優勝争いに加わっていなければ、2年連続での観客減ともなりかねないからだ。「伊東事件」を再現させないためには、守備面での不安を解消させなければならない。

(スポーツライター・飯山満)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
2
3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」
3
高島礼子の声が…旅番組「列車内撮影NG問題」を解決するテレビ東京の「グレーゾーンな新手法」
4
「致死量」井上清華アナの猛烈労働を止めない「局次長」西山喜久恵に怒りの声
5
皐月賞で最も強い競馬をした3着馬が「ダービー回避」!NHKマイルでは迷わずアタマから狙え