芸能

堺雅人「妻 菅野美穂も知らない夫の変人素顔」

「やられたらやり返す。倍返しだッ!」──そんな決めゼリフとともに組織内外の“敵”と戦う銀行員を描いたドラマ「半沢直樹」(TBS系)がヒット中だ。主人公・半沢直樹を演じる堺雅人(39)には、今年4月に結婚した菅野美穂(35)の夫、というぐらいの印象しかなかったが、ここに来てガゼン注目を集めている。その、知られざる素顔とは──。

 まずは「半沢直樹」のプロデューサー・伊與田英徳氏がドラマのヒットについてこう話す。

「日曜の夜に爽快感を感じたい人に見ていただけたからだと思います。半沢の『悪いヤツを追い詰めるダークな面』と『家庭や職場の部下に見せる優しい面』の両面を演じられるのは堺さんしかいないと思いお願いしましたが、これ以上ない半沢になっていると思います」

 直木賞作家・池井戸潤氏の原作をドラマ化した「半沢直樹」。メガバンクのリアルな組織闘争の描写は、サラリーマンの間でも共感を呼び、第1話が19.4%、第2話が21.8%と、7~9月期のドラマの中でも最高の平均視聴率を記録している。

 その主演の堺は、これまでもNHK大河ドラマ「新選組!」での山南敬助役や同じく大河の「篤姫」の徳川家定役などが評価されてきたが、もともとは舞台俳優。宮崎県出身で、上京して早稲田大学に入学すると、92年に劇団「東京オレンジ」の旗揚げに参加し、役者人生をスタートさせた。

 旗揚げ時から堺とは20年来の盟友で、同劇団を主宰する横山仁一氏が言う。

「野球のイチロー(39)とイメージが重なります。とにかくその道が好きで己の技術を向上させるためなら、あらゆる努力をする。旗揚げした当初から、例えば新しいことをやると『まず僕にやらせてください!』と、必ず1番で手をあげる。即興劇の練習をやっていると、呼んでもいないのに入ってくる(笑)。そのくせ、仲間や先輩たちに飲みに誘われても、『飲んで演技がうまくなるわけじゃない』と、ほとんど参加しない。超の付くストイックぶりで有名でした」

 そのかいあってか、劇団で才能も磨かれ、程なくして“早稲田のプリンス”と呼ばれるようになり、公演では女性ファンが長蛇の列を作ったという。その後、大学を中退。現在の事務所に入り、テレビや映画の世界に進出していった。

「彼は取材をして時間をかけ、役を完全に作り上げていく。新聞記者役を演じた08年の映画『クライマーズ・ハイ』の時には、『新聞記者は徹夜で仕事したあとに焼き肉を食べて寝る』という話を聞き、実際に連日朝方まで仕事して焼き肉を食べるという生活をしていました。09年の映画『南極料理人』では、南極基地に派遣された健康的な料理人の役だったため、好きだったタバコをやめる徹底ぶり。とにかく、堺は“何となく”や“こんな感じ”を嫌う。役を演じるに当たっても、『本当の自分なんて信頼していない』が口癖。『自分を消してこそ役が完全に生きる』というイメージでしょうか」(前出・横山氏)

 まさに“役者バカ”といったところだが、堺の今後について横山氏はこう期待を寄せる。

「それこそ、イチローが09年のWBCで侍ジャパンのチームリーダーとしてチームを牽引したように、役者の世界で、孤高の天才から周囲を巻き込むようなリーダー的存在になっていってくれると思います」

 ドラマの展開とともに俳優・堺の“変人言動”からも目が離せなさそうだ。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「致死量」井上清華アナの猛烈労働を止めない「局次長」西山喜久恵に怒りの声
2
完熟フレッシュ・池田レイラが日大芸術学部を1年で退学したのは…
3
またまたファンが「引き渡し拒否」大谷翔平の日本人最多本塁打「記念球」の取り扱い方法
4
フジテレビ井上清華「早朝地震報道で恥ずかしい連呼」をナゼ誰も注意しない?
5
巨人の捕手「大城卓三と小林誠司」どっちが「偏ったリード」か…大久保博元が断言