スポーツ

松坂大輔に「リベンジ」言わせたロッテOBが感じた“引退会見の思いやり”

 日米通算170勝、「平成の怪物」と呼ばれ、昨シーズン限りで引退した元プロ野球選手・松坂大輔氏。23年間のプロ野球人生だったが、振り返れば、プロ初先発で選球眼の優れた日本ハムの片岡篤史氏から三振を奪い、豪快によろけさせたシーンや、ルーキーイヤーでオリックスのイチロー氏と対戦して、3打席連続三振とほぼ完璧に抑え、「プロでやれる自信から確信に変わりました」というヒーローインタビューでの名言がファンの心によみがえる。

 昨年10月19日の引退会見で、「この23年間で印象に残っている試合」を問われ、「(前略)この人、この試合、この1球と、決めるのは難しいですね。(中略)記憶に残るものって、人それぞれ違うので、何かをきっかけに松坂があんなボール投げてたな、あんな対戦してたな、あんなゲームあったなって、思い出してくれたらいいかなと思います」と松坂氏は答えている。

 そんな松坂氏のコメントについて、ロッテ一筋で1998年に最多勝利、最高勝率のタイトルにも輝いた元プロ野球選手・黒木知宏氏が、YouTubeチャンネル〈野球いっかん!〉の、1月5日付け投稿回に出演した際にこう話している。

「必ず選手って(印象に残る試合が)あるんですよ。例えばイチロー選手との最初の対戦だったりとか、ボストンでチャンピオンになったりとか…」

 しかし、黒木氏によれば、それを言ってしまうとその試合だけが注目を浴び、他の携わっている人たちを蔑ろにする可能性もあるため、松坂氏の配慮ではなかったかと、同じく投手出身らしい見解を示したのだった。

 松坂氏と黒木氏と言えば、松坂氏のルーキーイヤーに対戦し、黒木氏に敗れ「リベンジします」と松坂氏が宣言。次の対戦では有言実行とばかりに松坂氏がプロ初完封を記録している。

 さて、あなたの記憶に残る松坂氏のベストピッチは…?

(ユーチューブライター・所ひで)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
広島カープ・坂倉将吾が契約更改で球団に直訴した「地獄のマツダスタジアムをなんとかしろ」
2
獲得球団現れず…田中将大「1億円の大台」に固執なら「バナナの叩き売り」状態になる
3
過大評価されているタレントを調査したら「ヒコロヒーと芦田愛菜」というテレビマンのホンネ
4
掛布雅之が巨人・秋広優人に緊急提言「糸井嘉男になれ」の根拠
5
4種類の抗ガン剤と副作用、そしてかかった治療費は…/東大病院でガン治療を受けた猫③