「よくぞ言ってくれた」の声が殺到した!?
3月31日に放送されたバラエティ番組「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)の最終回に、松岡修造がゲスト出演。松岡が同番組のレギュラー出演者たちの今までの頑張りを称えていく中で、ナインティナインの矢部浩之に屈辱的な一言を浴びせ、注目を集めた。
まず、自身のおバカぶりで他人の自死を思いとどまらせた重盛さと美や、プロレス企画で泣きながら体を張ったオアシズの光浦靖子を称賛した松岡は、その流れで様々なコーナーのまとめ役を担当する矢部についても持ち上げようとしたのだが、その言葉があまりにストレート過ぎたようだ。
松岡は「スタッフもそうだけど、22年間、番組を一番誰が支えていた? 岡村(隆史)さんももちろん頑張ってた。だけど、いい意味で自分を殺してた人がいる」と、レギュラー出演者たちに番組の縁の下の力持ちは誰だった? と、質問。
もちろん、松岡としては矢部の名前が出てくることを望んでいたが、なかなかレギュラー出演者たちから矢部の名前が出てこなかったため、松岡はしびれを切らして「言ってみれば、一番おもしろなかった!」と、矢部が一番おもしろくなかったと断言している。
これに、自分のことを言っているといちはやく気付いた矢部は思わず「もうエエわ!」「表現悪いわ!」とツッコミを入れていた。松岡は発言を挽回しようと「矢部さんはどんだけみなさんのことを支えてきました?」と続けるも、芸人として致命的な発言をされてしまった矢部は「もう入ってけえへん。一番おもしろくなかった言われたら…」「こっちはお笑いという職業やってんねん。おもしろくないって言うな」と、反論して、共演者たちの笑いを誘っていた。
松岡らしいズバッと核心を突いた一言だが、この一連の絡みを見ていた視聴者からは「松岡よ、よく言ってくれた」「やっぱり、松岡も矢部はつまらないと思ってたんだな」「最終回でストレートに言ってくれて、モヤモヤがスッキリした」「矢部じゃなくて、松岡さんが番組仕切ってたら毎週見てたのに」「個人のポテンシャルは三ちゃん以下だろ」と、松岡の矢部はおもしろくない発言を支持する者が多いようだ。
「番組を回すことには長けていますが、発言で笑いを取ることも少ないのは周知の事実。先月3日放送回では『ネタNo.1決定戦』と題した、レギュラー出演するお笑いコンビたちが本気ネタを披露する企画では、極楽とんぼなどがオリジナルネタを披露する中で、ナイナイはテツandトモの持ちネタ『なんでだろう』のパクリネタを披露し、ダダすべりして叩かれていました。ただ、もしこれが岡村がピンでネタを披露するなら、『もっとおもしろかったはず』という声も多く、矢部が最もレギュラー出演者の中でおもしろくないと判断している人も多いようです。また、15年には自身が司会を務めるバラエティ番組『アウト×デラックス』(フジテレビ系)で、元・光GENJIの諸星和己から『矢部っちなんか、単なるカンペ読んでるだけじゃん!』と、矢部の仕事ぶりは自分にも務めると痛烈にディスっていましたが、この時も諸星に賛同する声が圧倒的に多かった」(エンタメ誌ライター)
元メンバーの“三ちゃん”こと、三中元克が番組残留をかけて生放送で漫才ネタを披露した時には、三中の敗因について「オモロなかったよ。(ネタの)見方がわからんかった」と、先輩芸人として厳しい意見をぶつけていたが、今になって三中の気持ちがわかるようになってきたのでは?
(権田力也)