芸能

春ドラマヒロイン10人の乱高下フェロモン(2)中谷美紀は演技に集中しすぎて…

「花のち晴れ~花男 NextSeason~」(TBS系)で初となる連ドラ主演に抜擢されたのが杉咲花(20)。昨年から「ソフトバンク白戸家」のCMに出演するなど、まさにブレイク中だ。

 同ドラマは少女漫画が原作で、05年に井上真央(31)出演でドラマ化された「花より男子」の続編だが、新ヒロイン・杉咲の評判は上々の滑り出しを見せている。

「若手女優の中でもトップクラスの演技力を持つ逸材です。前作から関わるスタッフの間では『13年前の井上を彷彿させる』といった声が出ているんですよ」

 と語るのはテレビ関係者。杉咲のスゴさをこう力説するのだ。

「セリフの細かなイントネーションや会話相手のセリフを引き立たせるための間まで自分で考え、完璧な状態で仕上げてくる。これをできる女優は若手はおろかベテラン女優でも少ないのに、毎回それを当たり前のようにやってのけるんです。『井上より杉咲のほうが上では』という声が多数派ですね」

 同ドラマでは、初回こそ視聴率7.4%(関東地区・以下同)と低調だったものの、以降は右肩上がりで、5月1日放送の第3話で9.6%をマーク。前シリーズに出演していた松本潤や小栗旬らイケメン俳優陣のサプライズ出演にも後押しされ、杉咲の好演はますます注目を集めそうだ。

 同じくTBS系ドラマ「あなたには帰る家がある」で玉木宏と夫婦役を演じているのが中谷美紀(42)。初回視聴率9.3%とまずまずのスタートを切った本作は、不倫をテーマに夫婦の「あるある」を盛り込んで視聴者の共感を集めている。

「早晩、2桁台に乗せてくるでしょうね」とテレビ関係者が予測する人気ドラマだが、撮影現場では中谷の周囲でピリピリした空気が流れているという。

「彼女自身、『あな家』は地上波の連ドラで2年ぶりの主演作ということもあって、とにかく強い意気込みで臨んでいるんです。現場は和気あいあいとしているものの、彼女が作品に集中しすぎるあまり、コミュニケーションに齟齬が生じているんです。『中谷さんに話しかけても無視される』と嘆くスタッフもいて、彼女を“最も近寄りがたい女優”と評する人間もいるほどです」(テレビ関係者)

 不倫ドラマに緊迫感をもたらすための役作りだと信じたい。

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