芸能

天才テリー伊藤対談「川中美幸」(1)着物1枚の値段は100万超えです

●ゲスト:川中美幸(かわなか・みゆき) 1955年生まれ、大阪府吹田市出身。73年、「春日はるみ」としてデビューするが、2年ほどで挫折。77年、21歳で「川中美幸」として、「あなたに命がけ」で再デビューする。80年、5枚目のシングル「ふたり酒」が100万枚の大ヒットに。81年、同曲で「第32回NHK紅白歌合戦」に初出場。以降、紅白には通算24回出場、2006年の紅白では紅組のトリを務めた。80年代後半からは女優としての活動も始め、「三匹が斬る」「遠山の金さん」「水戸黄門」などに出演。10年にはNHK連続テレビ小説「てっぱん」にレギュラー出演した。今年1月、最新シングル「深川浪花物語」を発表。4月には「川中美幸のときめき着物図鑑」(小社刊)を発売したばかり。7月5日から22日まで明治座にて「深川浪花物語~浪花女の江戸前奮闘記~」を開催する。

「ふたり酒」「二輪草」などの大ヒット曲で知られる演歌歌手・川中美幸。気心の知れた天才テリーを相手に、自身の着物コレクションをまとめた写真集を上梓した理由、歌手デビューまでの経緯、つらい挫折と復活、母への愛、そして結婚のきっかけなどを余さず語り尽くした!

テリー 今回出された「川中美幸のときめき着物図鑑」、すごく豪華な本ですね。川中さんが写真集を出すって聞いたから「おっ、ついに脱いだか!?」と思ったんですけど。

川中 フフフ、私も冗談で「ヘア写真集を出す」って言っていたんですよ。部屋で撮った写真集だから「ヘヤ写真だ」って(笑)。

テリー これは、どういう経緯で出すことになったんですか。

川中 やっぱり仕事柄、着物がどんどん増えていくんですね。着なくなったものは後輩にあげたりするんですけど、それでも今、500着ぐらいあるんです。それを部屋に並べておくだけだと、もったいないと思ったんです。全部オートクチュールだし、いろいろな思い出が詰まっていますから、本にまとめて残しておけないかなと。

テリー その500枚の着物は、自宅に?

川中 いえいえ、衣装部屋を別に借りています。着物をコーディネイトしてくださっている方が管理してくれています。

テリー 僕、こういう方面にうといんですが、着物って、作るのにいくらぐらいかかるんですか。

川中 ものによってずいぶん違うんですけれど、例えば50万円ぐらいの着物だと、そこに仕立て賃がかかりますし、合わせて帯なんかも買ったりしますから、トータルで100万円は超えちゃいますね。

テリー うっひゃー! 100万×500ってすごい金額だよ。川中さんは紅白歌合戦の紅組のトリも務められていますけれど、もしかして、そういう時はもっと奮発するんですか。

川中 そうですね、力は入ります(笑)。でも、そのあともコンサートや舞台がありますから‥‥。

テリー ああ、そこで着たら元が取れるんだ。小林幸子さんと一緒ですね。

川中 小林幸子さんはスケールが違いますけどね。衣装1つをトラック運搬ですから(笑)。

テリー 僕、NHKなんかの歌番組が好きでよく観るんですけれど、他の歌手の人と衣装の色合いがかぶったりすることもあるじゃないですか。そういう時は、やっぱり「あんた、何やってるのよ!?」って後輩を草履ではたいたりするんですか?

川中 そんなことしませんよ(笑)。ああいう時は、他の方がちゃんと「お着物は何色ですか?」って聞きに来られるんです。昔の私もそうでしたけど、だいたい新人の時って衣装が1着しかありませんから、「じゃあ私が違う色にするね」と。

テリー ダメじゃないですか、そこは先輩が意地悪しないと。

川中 フフフ、私は後輩を大事にしていますよ。私も若い頃、先輩方にはよくしてもらいましたし、将来、いつ誰にお世話になるか、わかりませんからね。

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