社会

“保存版”完全発毛マニュアル(3)<「最新治療」の現場>家庭で手軽にできる治療も

 バンパイア療法と似たものに、「メソセラピー療法」「HARG(ハーグ)療法」がある。どちらも多種類の成長因子を直接頭皮に注射して、抜けてしまった毛髪の毛母細胞を活性化して発毛を促進させる再生治療だ。

「HARG治療センター」の福岡大太朗総院長が開発したHARG療法のパンフレットには〈治療が終わっても発毛が続く、薄毛を根本的に「治す」ための治療です〉と書かれている。

 ただし、どちらも6~8回の治療が必要で、やはり50万~100万円ほどかかる高額治療である。

 このような頭部へ直接薬剤を作用させる薄毛治療は、円形脱毛症(蛇行状脱毛症を含む)の治療として、皮膚科のある病院やクリニックでも行っている。

 一方、次に紹介する「ステロイド局所注射」と「局所免疫療法」は、自由診療のため保険適用外ではあるが、費用は安く済む。

「ステロイド薬には免疫の働きや炎症を抑える作用があるので、脱毛部の皮膚にステロイド薬を直接注射し、毛根周囲の炎症を抑えることで、脱毛の進行を抑制するんです。また局所免疫療法は、かぶれを起こす薬を頭部の脱毛部位に塗り、かぶれという免疫応答を起こすことで発毛を促す治療法になります」(岡田院長)

 あるいは、光による発毛も研究されており、

「毛髪研究の第一人者である大阪大学の板見智教授が進めているものです。毛の成長に関わる毛乳頭細胞の深さまで届く波長で、かつ色の純度が高い『狭帯域赤色LED』光に着目。すでにマウスを使った実験で育毛効果を実証している。実用化を目指して資生堂と東京医科大も現在、毛髪再生医療の臨床試験を開始しています」(谷川氏)

 一方、家庭で手軽にできる治療もいくつかある。

 アメリカでは、低出力レベルレーザーによる育毛器(FDA=アメリカ食品医療局認可)が人気を集めていた。ネットでも購入でき、隠れた人気商品になっていて、副作用もないという。日本皮膚科学会が策定した「脱毛症診療ガイドライン2017年版」で「推奨度B」となっているから、効果はありそうだ。価格は10万円前後が多い。

 さらには、かぶるだけで毛が生えるという「育毛ヘルメット」まであった。血行を促進して毛母細胞の活性化を図るという。4万円から10万円ほどで、ネット購入できる。

カテゴリー: 社会   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「巨人・大城卓三はFA宣言して巨人を出ていく」高木豊の見解を後押しする「阿部監督の起用法」と「契約」
2
メッツ「藤浪晋太郎はもう使えない」現地メディアが見放しても「引き取り先なし」の絶望的惨状
3
中田翔と山川穂高「投手がビビるのはどっちのスラッガーか」山﨑武司がズバリ判定
4
ロッテ・佐々木朗希「日本ハムに3対1の電撃トレード」謎の投稿が激論に!
5
息子の一生の汚点になる!〝悪事のデパート〟水原一平が砕いた少年の夢に母親が絶句