芸能

策略と裏切りの「ジャニーズ戦国絵巻」(3)「山口元メンバーは福島正則」

 今年に入って、極彩色に彩られた「ジャニーズ戦国絵巻」に、数々の不祥事が汚点として残されることとなった。

 TOKIOの元メンバー・山口達也(46)は未成年との不祥事で退所し、NEWSの小山慶一郎(34)らは未成年女性に飲酒を強要したことで活動自粛。NHK大河「西郷どん」に出演中の関ジャニ∞・錦戸亮(33)は既婚女性との「不貞愛」をスッパ抜かれるなど、枚挙にいとまがない。

「山口は、戦国武将でも特に酒癖の悪かった福島正則を彷彿させますね。黒田長政からの使者・母里友信(もりとものぶ)を無理やり飲み比べに誘い、(主君である)秀吉から贈られた日本三名槍の一つ“日本号”を賭けて負けてしまうなど、酒での失敗談だらけです」(桐畑氏)

 未成年でも酒が飲めて、正妻とは別に側室を持つのが当たり前だった戦国時代。山口メンバーら狼藉タレントは生まれる時代を間違えたのかもしれない。

 かようにジャニーズのタレントのタガが外れたのは、やはり16年のSMAP解散騒動以降だという。

「長年SMAPのマネージャーを務めたI女史が事務所を追放され、メリー&ジュリー派とジャニー派、I女史派が“三すくみ”だった絶妙のバランスが崩れました。以降、実質的な現場トップであるジュリー氏が一人で全タレントを見ることになった。当然、目の届かないところも出てくるわけです。まさに、あそこが分水嶺でした」(事務所関係者)

 ともなれば、まさにあの騒動は天下分け目、「関ヶ原の解散」とでも呼ぶべき事態だったのだろう。

「その場合、I女史が西軍を率いた石田三成、最後まで共に戦った香取慎吾さん(41)や草なぎ剛さん(44)たちが、真田昌幸・幸村父子や大谷吉継でしょうか。土壇場で東軍に寝返った小早川秀秋が中居正広さん(46)で、木村拓哉さん(45)が、うーん‥‥家康の重臣・本多忠勝の実娘・小松姫と結婚し、東軍につくことになった真田信之とか(笑)」(美甘子氏)

 妻・工藤静香(48)の意向もあってI女史を裏切り、事務所残留を決めたキムタクと信之がピタリ符合するのだ。

「僕はI女史についた香取さんや草なぎさんが、まったく芸能界でポジションを失っていないのが気になります。歴史上、一度負けたり、引っ込んだりした人物が返り咲くことってよくあるんです。家康が幕府で最後に重用したのも、一度は敵対し出奔した家臣の本多正信でした。I女史も、再び返り咲いて主流派になることがないとは言えませんよ」(桐畑氏)

 一大帝国ジャニーズの覇権を巡る戦国絵巻は果てしなく続きそうだ。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    「王座戦」初防衛に王手をかけた「鬼神・藤井聡太」の勝利の方程式は「パイナップル・キノコ抜き・室温20度」

    いくら漫画でも、こんな展開は描けない。将棋の第72期王座戦5番勝負第2局が9月18日、名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルで行われ、午前9時の対局開始からわずか30分で76手まで進む「AI超速将棋」を藤井聡太七冠が制して2連勝。王座戦初…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
プロ野球FA戦線「移籍大穴候補」に浮上したDeNA主軸と阪神の代打男「それぞれの動機」
2
【緊急】中日に「異常事態」発生!退団即呼び戻し&指導経験ゼロの「球団広報」がコーチ就任って…
3
「夜の営みが一番うまかったのは誰?」に困惑した熊田曜子が「さらなる直球質問」で明かした大物芸人との関係
4
【今季回顧】中日・涌井秀章「1打席22投球」プロ野球珍記録を江川卓が絶賛「よっぽど冷静なんですよ」
5
山健組・中田浩司組長「殺人未遂事件で無罪判決」にあった「ミスター無罪」の存在