芸能

天才テリー伊藤対談「近田春夫」(4)近田さんの人生はまだまだ長そうだ

テリー ソロアルバムが発売となると、記念ライブとかやるんじゃないの。

近田 それは、これから考えるところです。いずれにせよ、全曲ちゃんとどこかでやろうとは思っているけど。

テリー これだけいいアルバムなんだから、ライブで観たい人、多いと思うよ。

近田 でもね、年内はスケジュールいっぱいなのよ。

テリー すごいね、何が忙しいの?

近田 まずは「活躍中」という、新バンドのライブとリハーサル。俺が若い頃にやってた「ハルヲフォン」のベース、ドラムと3人で結成したバンドなんだけれど、なんせブランクが長いものだから、とにかく今はリハーサルをこなしているんですよ(笑)。

テリー なるほど。

近田 あと、OMBっていうDJと2人で「LUNASUN(ルナサン)」というユニットもやっていて、そっちも12月にアルバムを出すんです。だから年内はこの2つだけで埋まっちゃうね。あと、その前に歌詞を覚えなきゃいけないしね(苦笑)。

テリー あ、まだ覚えきってないんだ。

近田 この前、「ご機嫌カブリオレ」だけは「活躍中」のライブでやってみたの。でも、1曲だけなのに、覚えるのに2週間かかっちゃったから。

テリー 意外だね、そんなにかかっちゃうんだ。

近田 それは年齢のせいでもあるんだけれど、自分で曲を作っていないから、すぐに体に入っていかないんですよ。だったら、じっくり時間をかけて、心ゆくまで自分が納得いく形にまでしてから、堂々とやりたいな、と。その意味でも、年内のソロライブはちょっと難しいかな。

テリー こういうすばらしいアルバムができたからかもしれないけれど、近田さんは最近、いい顔になってきたね。

近田 本当に? それはうれしいな。もしかしたら本来の自分に戻りつつあるのかもしれないね。さっき話した入院の頃まで、自分自身「ちょっと違うかな」と思いながらズルズルと生きてきた自覚があった。でもそれ以降、「一文なしになってもいいや」みたいな気持ちで生き方をリセットしてみたんですよ。

テリー 近田さんの年齢でそういうことが言えるの、カッコいいね。

近田 あと昔のメンバーとバンドをやってみて、昔の自分よりずっと演奏がうまくなっているのがわかった。それで「俺の人生、ちゃんと積み重ねてこれたんだな」と思えたのも、自信につながった。そういうのが顔に出てきているんじゃないかな。

テリー 川口さんみたいな存在もそうでしょう。「誰かが自分のことを認めてくれる」ということは、生きる力になるよね。

近田 そうだよ。あと、85年に手塚眞監督と一緒に作った「星くず兄弟の伝説」という映画も、根強い人気を誇るカルトムービーになって、今年33年ぶりの続編が公開されたんですよ。昔の仕事が今にしっかりつながっている、そういうことに勇気をもらっています。

テリー いいね、それって最高じゃないですか。

近田 ちなみにテリーさんは、自分が何歳ぐらいまで生きると思っているの?

テリー どうかな、ひとまず102歳までは生きようと思ってるけど。

近田 俺ね、たぶん300歳まで生きると思うのよ。見てよ、生命線がこんなに長いの(と手のひらを見せる)。

テリー 本当だ(笑)。まだまだ先は長いね。

近田 でしょう? これからもっと、いろんなことをやらないとね。

◆テリーからひと言

 近田さんとは10年ぶりぐらいに話したけど、やっぱり最高だね! 2人でトークライブイベントもやりたいな。誰か企画してよ。

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