芸能

新垣結衣、「けもなれ」でベッドシーンに「共感できない!」の声殺到のワケとは

 連続ドラマ「獣になれない私たち」(日本テレビ系)の第9話が12月5日に放送され、視聴率は7.1%だった。第1話こそ11.5%と、「話題性があった」ことは示せた結果になったが、第2話からは8.5%、8.1%、6.7%、8.3%、10.8%、8.6%、9.9%と、ほとんどがひとケタ台。主演の新垣結衣をはじめ人気俳優たちを集結させたにもかかわらず…の惨敗続きだ。第9話では、とうとう新垣扮する晶と松田龍平扮する恒星がキスしてからベッドで重なり合う、という急展開だったが…。SNSでは、こんな反応が目についた。

〈孤独を埋め合う2人ですか〉〈全然キュンキュンしなかった。なんか残念なものを見せられたかんじ。初めて最終回直前で視聴やめるドラマになりそう。。。〉〈個人的には、2人の距離は先週のまま、くっつかないでほしいと思っていた。でも、今回の流れだったら、許す(笑)。この後は、恋人同士にはならないで、終わってほしい〉〈くっつきそうで、くっつかないほうが個人的には良かったかな なんかありきたりでつまらないです〉

 さらには〈先週が最終回だったら幸せな気分で終われたのに〉という痛烈な批判もあった。ドラマ関係者はこう語る。

「“けもなれ”のスタッフは、今回のドラマの戦犯探しに躍起になっているようですが、やはり脚本家の野木亜紀子氏オリジナルの脚本が複雑すぎるということに尽きるのでは。ラブストーリーではなく、社会派ドラマではという意見も出るほどです。そして、メインキャスト全員がそれぞれに“重い十字架”を抱えて生きている設定が、ガッキーの笑顔や『逃げ恥』の時のような軽いタッチを望むファンから嫌われたのではないでしょうか」

 07年に公開された新垣主演の映画「恋するマドリ」との関係を指摘する声もあった。

「この映画でも『けもなれ』と同様、新垣・松田・菊池凛子が共演していますが、お世辞にも話題作になったとはいえず、興収的にもパッとしなかった。なぜまた同じキャスティングなのか?という疑問も拭えません。制作サイドがあの映画を気に入っていたんですかね」(前出・ドラマ関係者)

 いずれにしても3人の持ち味を引き出せていなかったのは確かなようだ。

「ネットでは、《このドラマは基本的に感情が変だ》《共感している方の感想も批判してる方のそれも、どららも納得》という声がみられるように、視聴者が登場人物の心情やストーリー展開を把握するだけで、かなり体力を消耗しまっているのがみてとれます。その流れでベッドシーンがあっても、共感できないということが否定的な声の理由なんでしょうね」(前出・ドラマ関係者)

 ちなみに、先日に発表された、カップル向けペアジュエリーブランドなどの企画・製造・販売会社が実施した「理想の彼氏彼女のイメージに合う芸能人」では、第1位に田中圭&新垣結衣が輝いた。ドラマの最終回もこの結果を鑑みて、文字通り、新垣と田中の2人が元さやに納まり、“獣になれない”まま、終わりを迎えたほうが無難か!?

(島花鈴)

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