スポーツ

ミスター復活の原動力は「原“全権”監督を見返す」だった!(3)「俺ならもっとうまくやる」

 原監督の第2次政権時代、両者の間に吹き始めた微妙な隙間風を示す長嶋氏のエピソードがある。

「あれは10年のシーズン。この年は、中日にナゴヤドームで2勝10敗と大きく負け越して優勝をさらわれ、リーグ4連覇を逃した。中日にしてやられた原巨人について、ミスターが『俺ならもっとうまくやる』とポツリとつぶやいたんだよ。めったなことでは他人の采配に関して四の五の言わない人が『俺なら』なんていうセリフを口にしたので、やはり愛弟子・原監督への意地のようなものがあるのだなと感じられた」(長嶋氏に近い関係者)

 ちなみに「長嶋vs原」の図式は当人同士だけにとどまらない。とある巨人OBが、見えにくいバトルの構図を口にする。

「アサ芸さんや他のメディアでも何度か登場済みですが、原監督にベッタリと付くメディア関係者のフィクサー・X氏がいる。実は長嶋さんにもX氏と同じような立場で裏側からサポートする、ミスターの右腕のような関係者が存在する。非常に有能で、山口オーナーからも気に入られて球団とも雇用契約を交わし、それなりの発言権も得ていた人物ですが、業界内では『X氏と微妙な関係』とささやかれているんです。そしてここ最近、原監督体制になったとほぼ同時に『どうやら表舞台から失脚したらしい。X氏によって飛ばされたのか』との噂が広まっている。もしも本当に原体制復活によってミスターの右腕が失脚したとなれば、さすがに長嶋さんもおもしろくないでしょう」

 さて、その「打倒・原」に執念を燃やす長嶋氏は、いつ現場復帰を果たすつもりなのか。

「ミスターには、美学がある。中途半端に出てきて、弱々しい姿だけはファンに見せたくないんです。だから車椅子姿ではなく、自分の足でしっかりと歩いて元気な体を見せつけると同時に『やっぱりミスターはすごい』というメッセージを世の中に発するつもりなのでしょう。恐らく春季キャンプ、それも自分が名付けたサンマリンスタジアム宮崎に行くことを目標としているに違いない。そこで原監督をも驚かせる気でいるのです」(長嶋氏に近い関係者)

 空前の巨大補強で19年の巨人はV奪回に期待がかかる反面、原監督の独裁体制を懸念する声も一部から出始めている。パワーバランスを取るためにも、「打倒・原」に燃える長嶋氏の復活こそが良薬となるのかもしれない。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
ロッテ・佐々木朗希「日本ハムに3対1の電撃トレード」謎の投稿が激論に!
2
「キスしてる?」質問にフジテレビ・井上清華が衝撃「赤面もじもじ返答」の「まさか!」
3
落合博満が「ありうるよ」と言うセ・パ交流戦「全12球団9勝9敗で優勝チームなし」の異常事態
4
トレバー・バウアー「メジャーリーグに動きなし」で「DeNA復帰」Xデーは交流戦明け
5
岡田監督と不協和音!阪神・佐藤輝明「怒りの2軍落ち」で問題視された「試合に向かう姿勢」