「女医もいいが、金バッジの女弁護士も悪くない」。こう貴兄が感じるのは最近急増中の法廷ドラマの影響かもしれない。だが、そこにはタイトなスーツにムチムチ肢体をさらして男性を誘惑する美女優たちの“完全犯罪”が──。当402(四十路)号法廷で罪深き7人の“未必の故意艶姿”を集中審理する。
これより開廷、全員屹立! さっそく検察側の冒頭陳述を。
「最近、世の男性を騒がせているのが、法曹ドラマで女弁護士に扮している美女優たちです。カッチリとしたお堅いスーツを装いながらも、内心では男たちの視線を独り占めすることを狙い、潜在エロスを仕掛ける“モッコリ誘発罪”の容疑があります」
審理にかけられる1人目の被告は、「グッドワイフ」(TBS系)で19年ぶりに日曜劇場の主演に返り咲いた常盤貴子(46)だ。最初に証言台に立つ証人はコラムニストの木村隆志氏。
「刑事、医療に続いて、昨年あたりから『SUITS』(フジテレビ系)、『リーガルV』(テレビ朝日系)と、弁護士ドラマが増えています。その理由は1話完結の手堅さ、殺人事件などを扱う刑事ドラマよりも身近な案件を扱える手軽さにあります。しかも、ヒロインとなる女優も、肉体派の刑事役より弁護士役のほうがハマりやすい」
ドラマは東京地検特捜部長の夫が収賄容疑で逮捕されたことから、16年ぶりに復職する主婦弁護士の物語。連ドラから遠ざかっていた常盤のイメージにピッタリ符合する役柄だ。
実は常盤には「裁判傍聴」というマニアックな趣味があるという。裁判ウオッチャーでお笑い芸人の阿曽山大噴火が目撃証言を明かす。
「5年ほど前から傍聴席に常盤さんに似たキレイな人がいると思っていたら、テレビで本人が“傍聴好き”を公言されていたのを知り、あぁ~やっぱりと確信しました。その後も2、3回ほど裁判所でお見かけしましたが、マスクなどで変装することもなく、真面目に裁判官や弁護人らの表情やしぐさを観察しているように見えました。今回のドラマでは『証人』の発音が『商人』と同じなことに違和感を持たれた視聴者も多いようですが、実は裁判所では、皆、常盤さんと同じ発音なんです。『公判』の発音も同様なので、ぜひ注意深く耳を傾けてほしいですね。法廷ドラマにホンモノの発声を取り入れた常盤さんの功績は大きいと思います」
リアルな役作りが功を奏し、視聴率も上げ潮だ。
続いて、ドラマ関係者A氏が撮影現場の内部情報を匿名リークする。
「久々の連ドラ復帰ですが、さすがは一時代を築いたトップ女優です。取材陣に笑顔を振りまきながら、撮影が始まるや一変。凛とした表情に引き締まる集中力がすごい。休憩時間には、年下の小泉孝太郎(40)や若手俳優などをみごとに手のひらで転がすなど、座長としての余裕も感じさせます。体型は以前よりムッチリと年輪を増しましたが、逆に若かりし頃にはなかった貫禄がつき、まるで艶っぽい銀座ママのようだと評判です」
もう1人の熟女弁護士がキーマンと訴えるのは、芸能評論家の織田祐二氏だ。
「個人的には、常盤の上司にあたる女弁護士・賀来千香子(57)との対決も楽しみにしています。言わずもがな、90年代のドラマ黄金期を担ったのがこの2人でした。ちなみに93年7月には、賀来の『誰にも言えない』(TBS系)と、常盤の『悪魔のKISS』(フジ系)が同じクールで放送されていました。今回のドラマでは、弁護士事務所のソファーでこの2人の豪華ツーショットが実現。お互いタイトなミニスカ姿でしたが、年上の賀来のほうがややスカートが短め。膝をピッタリくっつけて、スラリとした美脚を披露して、常盤の美貌に負けじと元JJモデルの意地を見せつけていました。この2人のカラミがドラマ浮沈のカギを握りそうです」
硬派な弁護士ドラマだけに、エロ展開は見込めないが、セクハラ事件の担当弁護につけば官能ワードを熱っぽく読み上げる可能性もあり。向こう2カ月間のうちに淫語弁護の刑に処す。