芸能

振り返る「平成元年」の芸能界(2)小柳ルミ子・大澄賢也、「元祖格差婚」顛末

 芸能界の「格差婚」といえば、平成元年に結婚したこの2人、小柳ルミ子と大澄賢也が元祖ではないだろうか。

「当時の小柳は36歳で歌手・ダンサーとして最も脂の乗った時期、対する大澄は当時23歳でまったく無名のバックダンサーでした。ディナーショーで全国を回るうちに恋に落ち、交際開始から1カ月も経たずに電撃婚。2人の熱に浮かされたようなオノロケぶりは、ワイドショーの格好のネタとして世間を大いに騒がせました。4月に東京プリンスホテルで行われた“3億円挙式”では濃厚なディープキスを何度も見せつけ、参列者たちもさすがに呆れていましたね(笑)」(ワイドショー関係者)

 そんなラブラブ状態は長続きするはずがないと誰もが思っていた通り、平成9年ごろから大澄の不貞や夜遊びが報じられるようになり、平成12年に離婚することになった。

「大澄は子供を望んだといいますが、小柳は、『あなたの稼ぎだけではとても暮らせない』と仕事をセーブしようとしなかった。大澄もタレントとして月に300万円~400万円の収入があったといいますが、小柳はまだ一人前とは認めていなかったようです」(前出・ワイドショー関係者)

 そんな小柳から大澄の心が離れていき、外に女性を作ってしまったようだ。

「直接の原因が大澄の女性問題だけに、小柳は、大澄に“慰謝料1億円を払うか、無名のダンサーに戻るか”の二者択一を迫ったと報じられました。大澄は、慰謝料1億円を選択して別れたとされ、小柳の非情さに批判の声が上がり仕事も激減してしまったんです」(夕刊紙記者)

 その後、大澄は頑張って慰謝料を払い終えた──ということになっているが…。

「1億円の話は、小柳を悪者に仕立て上げるために流されたストーリーにすぎなかったという話があるんです。実際、後に女性誌の取材で小柳のマネジャーが、慰謝料は一銭も受け取っていないことを明かしていましたね。それでも小柳は、離婚から約6年後に、大澄の出演ミュージカルの楽屋を突然、訪れたといいます。そして、ただただ驚く大澄に先輩として愛あるダメ出しをして、これをもって2人は和解したようです。1億円のことに小柳が言及したことはなく、聞かれても『(真相は)墓場まで持っていきたいんです』と回答を拒んでいます」(芸能記者)

 藤原紀香と陣内智則、高島礼子と高知東生、安達祐実と井戸田潤、矢口真里と中村昌也など、平成を彩った格差婚夫婦の多くは、やっぱり離婚している。平成の30年間が示したのは、そんな悲しい現実だったとも言えそうだ。

(露口正義)

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