一方、迷走が続くフジテレビは“夜の顔”を、間もなく産休に入る椿原慶子アナ(33)から三田友梨佳アナ(31)に代え、新番組「ライブニュースα」を投入し、「夜ニュース改革」に挑む。フジ社員が内情を語る。
「たった1年で『プライムニュースα』が打ち切りとなったのは、昨年10月の椿原アナの電撃婚が最大の理由。一般的に、メインの女性キャスターが結婚すると視聴率が激減するのが業界の定説。結婚が上層部に伝わって間もなく新番組の企画が動き出したので、彼女は“会社公認”で子作りに励むことができたんです」
4月スタートの新番組については、定評のある椿原アナに代わる人材と「11PM戦争」に対抗できる人気アナが求められるだけに、局内でも喧々ガクガクの議論となったそうだ。フジ局員が続ける。
「実は三田アナのキャスティングは社内でも賛否が大きく分かれていた。『プライム』で金曜キャスターを務める竹内友佳アナ(30)を起用する案と競り合った結果、『華のあるミタパンで新カラーを打ち出そう』との意見が強まり、抜擢されたんです」
さらに「現場スタッフたちは『正直、裏番組に負ける気がしない』と強い手応えを感じている」と言うが、その根拠はどこにあるのか。
「『グッディ!』で好評だったスタイルを踏襲して、三田アナがコメンテーターさながらにニュースに意見を示す“前に出る姿勢”を打ち出していくのが一つ。もう一つは彼女の“夜向けのビジュアル”路線へのシフト。今や伝説となった『ニュースJAPAN』時代の秋元優里アナ(35)ばりの“ミニスカ露出”と“ナマ美脚見せ”です。これらの方針で『他局より圧倒的に刺激的なニュースになる』と士気が高まっていますね」(フジ局員)
夕方のニュース抜擢でその実力がアップしているミタパンだけに、彼女のハッスルが今後の命運の鍵を握りそうだ。
火の手はさらに広がり、「我が道を行く」独自スタンスを貫いていたTBSが急転直下、テレ朝を退職する小川彩佳アナ(34)を獲得。「7月加入」が確実視されているのが「NEWS23」だ。これまでNHKを中心に手堅い人選でフリーアナを起用してきたTBSの突然の方針転換に局内も動揺、いまだ波紋が収まらないのだ。テレビ関係者が明かす。
「小川アナが入るメリットは絶大ですが、実際は不安要素も多い。とりわけ現MCの雨宮塔子(48)は小川アナ抜擢の影響で“6月降板”が既定路線となり、周囲が心配するぐらいテンションがダダ下がり。スタジオでは誰もが雨宮に相当気を遣っていて、スタッフからは『小川より雨宮さんのほうがいい』といったご機嫌取りの軽口まで飛び出すこともあるほど。その声に、雨宮もまんざらでもない様子を見せているんです」
とはいえ、ひたひたと新旧交代の波はTBSにも押し寄せている。
「7月からは山本恵里伽アナ(25)の加入も決定的ですね。彼女は現在『JNNニュース』『Nスタ』に出演していて近い将来の“報道のエース”と呼ばれています。仮に小川アナの加入がボツになれば、山本アナが新MCになる可能性が高いとみる向きも多い。『女子アナ界屈指の美白フェイスでニュースを読む時に見せる上目遣いがたまらない』とTBS内部にも熱狂的なファンが急増中で“夜の顔”にもってこいの逸材ですよ」(テレビ関係者)
TBSが仕掛けた美女路線は各局に波紋を投げかけそうだ。