芸能

「セーラー服ソング歌謡祭」(7)10年代編 乃木坂46は身長が違ってもスカート丈は一列にピタリ

 青春のきらめく季節だけ着ることを、そして歌うことを許されるのが「セーラー服ソング」だ。80年代以降、世の男子たちを胸キュンさせた名作の数々を一気にパワープレイ!

     *

 AKB48の公式ライバルとして誕生した乃木坂46は、奇をてらうことなく、花園のような世界観を作り上げた。デビュー曲の「ぐるぐるカーテン」(12年)から、その特性は発揮される。

「スカートをヒラヒラさせる振付けにしても、女子高ならではの制服の感じをうまく出しています」(アイドル研究家・高倉文紀氏)

 PVでは“男子禁制の花園”というコンセプトを遵守し、AKBの「クラスの5~6番目に可愛い子」という立ち位置との差別化を図った。

 特筆すべきは、ほとんどの楽曲で制服のビジュアルを打ち出しながら、微妙に見せ方を変えている点。デビュー作の「ぐるぐるカーテン」では私立女子校的なヒザ上のスカート丈だったが、2作目、3作目と長くなり、4作目の「制服のマネキン」(12年)でヒザ下の形になる。

 画期的だったのは、メンバーに身長差があってもスカート丈を下から一列にそろえたこと。フォーメーションが美しく映え、ファンの間で最高楽曲とされる「君の名は希望」(13年)で完成点を見る。

 そんな乃木坂のビジュアル面は踏襲しつつ、さらにリアルな内面に踏み込んだのが欅坂46だろう。コスチュームの制服は、女子高生からミリタリーな方向に踏み出してはいるが、デビュー曲の「サイレントマジョリティー」(16年)は、痛みを伴った歌詞とともに、ローティーンの圧倒的な共感を得た。その後も「刺さる歌詞」を不動のエース・平手友梨奈に託し、アイドル史の革命的な集合体になりつつある。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
ラモス瑠偉「W杯惨敗サッカー日本代表コキ下ろし」に抗議電話15万5000件/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
2
「キスしてる?」質問にフジテレビ・井上清華が衝撃「赤面もじもじ返答」の「まさか!」
3
「趣味でUber Eats配達員をやってる」オードリー若林正恭に「必死の生活者」が感じること
4
落合博満が「何の連絡もない」と困惑する「中日OB戦オファー事件」の舞台裏
5
広島・新井良太2軍コーチ「地元女子アナと結婚」までの「夜の歓楽街」寂しい活動