芸能

吉高由里子「わた定」どころじゃないWEB制作会社の過酷な実情

 吉高由里子主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系)は、最終回を前に視聴率が10.2%と2ケタ台に復活した。中でも敏腕ディレクターの種田晃太郎(向井理)が、元婚約者の東山結衣(吉高由里子)への想いにフタをして結衣の幸せを見守る姿や、つらい環境で働いている人たちの心に刺さるセリフに大きな反響があった。

 ところで、そんな同ドラマの舞台であるWEB制作業界は数年前まで平均残業時間80時間以上と言われていた。しかし、19年4月(中小企業は20年4月~)から「働き方改革関連法」として時間外労働の上限規制が順次施行されている。では、実際、過渡期とも言える現在、結衣のように定時で帰れるようになったのか。ある制作会社の現職社員に実際の労働環境を聞いた。

「定時で帰るなんてありえないです。クライアントの要望・スケジュールに応えるためには残業せざるを得ません。クライアント側も残業時間が規制され、確認期間は増えているのに全体のスケジュール感は変わらないまま。結局、末端にシワ寄せがやってくるので、今でも月の残業時間が80時間を超えるケースは多々あります。職場もドラマみたいにキラキラしていないし、実際は泥臭い、地味な仕事が多いですね」

 それを裏づけるかのように、第9話では、定時で帰ることをモチベーションにしている結衣が「チームのピンチを乗り切るまでは、わたしも残業します!」と宣言した。前時代的とも思えるかもしれないが、時には結衣のように「思いやり」「自己犠牲」も必要かもしれない。自分だけ、自社だけ、の都合を考えていたら必ずどこかにシワ寄せがいってしまう。時代や法律が変わっても、仕事にかかわる全員が「合理化」と引き換えに「思いやり」を忘れるようなことがあってはならないのではないか。

カテゴリー: 芸能   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
ロッテ・佐々木朗希「日本ハムに3対1の電撃トレード」謎の投稿が激論に!
2
落合博満が「ありうるよ」と言うセ・パ交流戦「全12球団9勝9敗で優勝チームなし」の異常事態
3
トレバー・バウアー「メジャーリーグに動きなし」で「DeNA復帰」Xデーは交流戦明け
4
DeNA筒香嘉智の逆転本塁打を「美談にするな」!江本孟紀が異論「アメリカで成功しなかった人が…」
5
藤浪晋太郎「負傷者リスト入り」の「理由隠し」で駆け巡る「不穏なウワサ」