エンタメ

伝説のパチプロ集団「梁山泊」25年目の真実(9)メンバーのその後

 この連載の初回、知人から熱心に「梁山泊の名前を譲ってくれ」と頼まれ、結果、梁山泊の名をかたったニセ攻略情報で多くの人たちがダマされたことを話しましたが、被害者の方たちは、「梁山泊=私たち」だと信じて攻略法を買い、お金だけを吸い取られてしまった。私が「梁山泊」の名を手放さなければ、こんなことは起きなかったという自責の念は消えません。

──

 そんな元リーダーK氏は、日本が抱えるさまざまな問題に取り組む団体「グローバルファミリー」と出会い、「弱者救済」「助け合う精神」に共感し、感銘を受ける。それをきっかけにして、同団体のF会長と話す機会が訪れ、的確なアドバイスをもらうことになり、新生「グローバルファミリー梁山泊」の構想が持ち上がる──。

──

 F会長からは「一度、モヤモヤしている気持ちを公に打ち明けてみてはどうだろうか。そして世界を見ながら、何ができるのかを考え、行動に起こしてみるといい」と、助言をもらいました。

 それが今回インタビューを受けた理由の一つでしたし、今一度、新生「グローバルファミリー梁山泊」として再始動し、皆さんのお役に立つことができないか、そんな思いです。「グローバルファミリー」は日本だけではなく、世界を視野に入れているので、同志団体は世界各地に広がっています。現在の会員数は5万人以上。ただ、数万レベルでは世の中に何の影響力もないので、1日も早く数十万、数百万、またそれ以上を目指しています。

 会員の中にはさまざまな職種の人たちがいて、お金や知恵を出し合い、結束を深めて影響力を保持することにより、世の中の問題解決に取り組んでいます。その一員として、私に何ができるのかを考えていくと、例えば、社会復帰問題であれば何か役に立てそうかなと思っています。

 少年院や刑務所入所歴、犯罪歴、ヤクザやマフィアなどの在籍過去などから、更生して真面目に働きたくても、就職が難しいといった状況は、昔からずっと続いていますよね。

 私自身も梁山泊時代に傷害容疑で逮捕されて罰金刑を食らっている立場ですし、梁山泊解散後、道を外さず、世の中に適応できるようになった仲間もいれば、ヤクザになったり、飲酒運転で重大な事故を起こしてしまったメンバーもいます。

 当時20代だった若いメンバーたちの日頃の生活や将来について、もう少しアドバイスを送ることができなかったかな、という悔いもあります。そういう経験を新生「グローバルファミリー梁山泊」で生かせればと考えています。

カテゴリー: エンタメ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「キスしてる?」質問にフジテレビ・井上清華が衝撃「赤面もじもじ返答」の「まさか!」
2
岡田監督と不協和音!阪神・佐藤輝明「怒りの2軍落ち」で問題視された「試合に向かう姿勢」
3
ロッテ・佐々木朗希「日本ハムに3対1の電撃トレード」謎の投稿が激論に!
4
広島・新井良太2軍コーチ「地元女子アナと結婚」までの「夜の歓楽街」寂しい活動
5
「昔のヒット作」新シリーズが日本ではもうウケなくなったワケ/大高宏雄の「映画一直線」