その奔放さはオトコ関係でも同様。99年2月に会社員男性と結婚した高嶋だが、それまでは「肉食女子」を地で行っていた。
「週に5日は合コンで、週3日はデート」
高嶋はあらゆる番組でそう話している。が、1週間は7日しかないわけで、少なくとも週1日はデートと合コンのダブルヘッダーをこなしていたことになる。
それだけのハードスケジュールとなれば、当然のごとく相手も1人では足りない。かつて高嶋の「多重交際」を、父親の弘之氏がバラしていた。
それは高嶋が桐朋学園大学在学中の出来事だ。音楽家を多数輩出している同大学で、高嶋はバイオリンではなく「合コンに明け暮れていましたね」と、毎日新聞のインタビューに答え、こう暴露した。
「(高嶋が)デートから帰ったら別の男の子が待っていて、『ボクだけと付き合って』と泣かれた、なんてことも‥‥」
ある番組で合コン時代を振り返った高嶋は「自慢する男が嫌い」と告白。東大医学部出身の男が「俺が何をやっても親は怒らない」と自慢したことに腹を立て、合コンの場で「今からお前の家を燃やしてバーベキュー大会しよう」と言い放ったという。ここまでくると、完全なるドSである。芸能評論家の平田昇二氏もこう話す。
「言動だけでなく、ルックスもSなんですよね。草食動物をとらえる力強い眼力、まさに肉食動物の面構えに見えてしかたない」
そんな高嶋にロックオンされたのが現在の夫だ。友人の紹介で出会った瞬間に高嶋が一目ぼれ。ここからドSの本領を発揮する。
交際中の女性と別れさせ、毎日のように夫が勤務する会社に迎えに行くという押しの一手。プロポーズも高嶋から「そろそろどうよ?」と詰め寄られ、夫はようやく「よろしくお願いします」と快諾したという。
「会社に押しかけるなど、ストーカーまがいの行為なのに、ほれた弱みなど感じさせず、あくまで『結婚してやった』感を出すあたり、M男にはタマらないんでしょうね」(平田氏)
実際に時折、高嶋が明かす結婚生活は、まさに主従関係そのものだ。
授乳期に夫が出かけると「どこほっつき歩いてんだ!」と電話で罵倒。外出したのは、高嶋へのプレゼントを買うためだったことがわかると、高嶋は謝るのもしゃくに障ったようで、「腹減って乳も出ねぇよ。おむすび買ってこい!」とまくしたてた。
また、高嶋は「お前」と呼ばれるのが大嫌いで、結婚時に、夫が「お前」と呼んだら罰金100万円を払う、という約束をしている。ある時、ちょっとした口論で夫が禁句を3回、口にしてしまった。子供の仲裁で高嶋が謝ったものの、最終的には夫が300万円を支払うハメに‥‥。