芸能

空前の「MANZAIブーム」40年感謝祭!(4)<春やすこ(春やすこ・けいこ)>アイドルコンビが海原千里・万里と唯一の共演

「しっかし松田聖子ムカツクわ~」──徹底した毒舌と、漫才師らしからぬ美貌で人気を集めたのが春やすこ・けいこだ。ブーム真っ最中に18歳だった春やすこ(58)が、熱狂の日々を追想。

──80年のブームの時には、最年少ですよね。

やすこ 漫才師になるつもりはまったくなくて。私が14歳、けいこちゃんが17歳で松竹の養成所に入ったんですけど、いつの間にか「お前ら組め」って言われまして。漫才ブームは高校を卒業した直後ですね。

──松田聖子を筆頭に、芸能人に毒づきまくるという異色のスタイル。

やすこ 最初は普通のしゃべくりやってたんですけど、ある日「ヤングレディ」って女性誌を見てたら、芸能人の悪口だらけ(笑)。人生幸朗・生恵幸子さんが「ぼやき漫才」なら、「悪口漫才」があってもいいだろうって。人気が出てくると、売れてない芸能人から「ネタにしてください」って頼まれることも増えましたが、誰も知らん人をネタにしてもしゃあないし(笑)。

──それにしても、あれだけ悪口を言うと、さすがの松田聖子も怒ったりしませんでした?

やすこ あの頃、アイドルの運動会番組で一緒になって、すれ違いざまに「ネタにさしてもろうてます~」って言ったら、むしろニコニコされましたよ。ただ、ファンの人たちは怖かった。

──たしかに、逆恨みされかねないネタでしたね。

やすこ 封書は、ここにカミソリが入ってるなというのがすぐにわかりました。それと、聖子ファンの暴走族風にカラまれるという「どっきり企画」があって。もちろん、仕込みなんですけど、それは十分にありうることじゃないですか。私、思わずヴァーッと泣き出しましたよ。

──ブームはやすきよを筆頭に、ほとんどが先輩の男性ばかり。

やすこ 松竹芸能からブームにおったんは私たちだけでしたので、逆に気を遣ってもらいましたよ。ただ、オール阪神・巨人の巨人兄さんは好きじゃなかったんです。

──あらら、説教でもされましたか?

やすこ 直接は言われてないけど、巨人兄さんの態度にそれを感じました。ある日、営業先で食事に誘われて、お互いに誤解していることがわかって、そこからは打ち解けました。

──女流漫才師としては、海原千里・万里以来のアイドルコンビでした。

やすこ 私たちが売れた時には、千里万里さんは解散していらしたんですよ。ところが、あるワイドショーの企画で、久しぶりにおふたりがネタをやられるという機会があって。

──夢の共演ですね。

やすこ ところが、私たちより前に千里万里さんがネタをやらはったんです。私たち、裏で聞いてて怖くて涙が止まらなかったんです。もう、そのくらい漫才がうますぎてうますぎて。私はゴルフが趣味ですけど、プロの方と一緒に回った時の感覚でしたね。

──漫才師として初めて、篠山紀信撮影のヌードグラビアもありましたが。

やすこ 落ち目になってからではなく、売れてて体も若い時に記念に残せてよかったです。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「キスしてる?」質問にフジテレビ・井上清華が衝撃「赤面もじもじ返答」の「まさか!」
2
岡田監督と不協和音!阪神・佐藤輝明「怒りの2軍落ち」で問題視された「試合に向かう姿勢」
3
ロッテ・佐々木朗希「日本ハムに3対1の電撃トレード」謎の投稿が激論に!
4
広島・新井良太2軍コーチ「地元女子アナと結婚」までの「夜の歓楽街」寂しい活動
5
「昔のヒット作」新シリーズが日本ではもうウケなくなったワケ/大高宏雄の「映画一直線」