芸能

長谷川豊「フジへの反撃ブログで汚名返上」Vol.1

 会社の金を使い込んだ“横領犯”の汚名を着せられ、今年3月にフジテレビを退社。その汚名を晴らすために始めた期間限定のブログでは、無実を主張するだけでなく、自分を陥れた真犯人の追及までしてみせた。現在フリーアナとなった長谷川豊(38)の、さらなる倍返しはあるのか?

──ものすごくスリリングなブログでしたね。

「ありがとうございます。毎日1000件以上、最終日には2000件ものコメントをいただきました」

──19日間で2400万ページビューは日本記録。

「どこの事務所にも所属していない、非タレント系のブログとしては、ということらしいですね。それにしても飛び抜けた数字だったみたいですが」

──かなり厳しい体験のはずですが、ギャグなども織り交ぜながらの軽い文章で楽しく読めました。

「フジテレビのアナウンサーとして14年間、いろいろな現場を取材し、テレビで伝えてきました。嫌な言い方をすればずっと人の不幸を食い物にしてきたわけです。もちろん、僕の身に起きたことは、当時はかなりキツかったし、ツラかった。でも、それも他人から見れば“人の不幸”です。だったら、できるだけ楽しんでもらおうと。どこかに罪滅ぼしというか、そんな意識もありました」

──とはいえ、あのヘビーな内容の公開には相当な覚悟が必要だったのでは?

「ブログは始める前に全て書き終えていたんです。それを分割して19日間で公開し終えるように予約投稿していた。つまり、途中で僕の身に何かあってもブログは最後まで更新されるわけです。そういう覚悟はしていましたね」

──まさに決死の覚悟。

「相手が相手ですから。消えていった芸能人、不可解な事故死を遂げた人、いろいろ見てきました。内部にいたので怖さは十分知っているつもり。でも結果的には何もなく、むしろフジテレビの社員たちから数十通にも及ぶ応援の連絡が来ました」

──事件のあらましを簡単に説明すると、「とある事情で家賃の一部を会社の仮払金で立て替えた。もちろんそれは全額返済するつもりだった」ということ?

「もっと複雑な事情が絡みますが、ひと言で説明するならそういうことですね。当時、僕はフジテレビのニューヨーク支局に赴任することになり、あちらで住む家を探していました。ところが、やっと見つけた手頃な物件が、契約の段階になって会社と不動産会社の間でモメ事が起きてしまい、借りられないかもしれない事態になってしまったんです。そこで不動産会社から泣きつかれたこともあって“誰にも迷惑がかからないし、みんなが丸く収まるなら”と会社からの仮払金を使い、しかも領収書の費目を“ペット手数料”にしてしまった。これに関しては完全に僕に非があります」

──でも、お金は返すつもりだったんですよね?

「返すつもり、ではなく、その時に明確に返そうとしました。その時、会社の労務担当ともメールでやり取りをしていましたし、そのメールも残っています。ところが、労務担当が代わったとたんに『長谷川が会社の金を使い込んでいる』『横領している』という話になってしまった。それで懲罰委員会が開かれて、アナウンス職を剥奪されました」

──誤解であれば説明すれば解けそうなものですが?

「でも、そもそも説明の場が与えられませんでした。懲罰委員会も『開くからニューヨークから戻って来い』ではなくて『終わったから戻って来い』だったんです。で、僕はその結果を聞かされただけ。それに事前に僕が提出したメールなどの証拠も一切採用されていないんです。あとでわかったことですが、僕を毛嫌いしている、一部の“反長谷川”とも言うべき人たちだけで結成された懲罰委員会で僕は裁かれたんです」

──それがブログにも登場した「球体君」と「エイトマン」ですか?

「その2人だけじゃありませんけどね」

──なぜ、そんなに毛嫌いされていたんですか?

「詳しくは本に書いてありますが、事の発端はライブドア事件にまで遡るんですね。ライブドアがニッポン放送を買収しようとした時に、ある事件が起きた。その時からです」

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
世界タイトル獲得翌日に王座返上宣言のボクシング新王者に具志堅用高が猛然と苦言
2
藤井聡太「連敗で八冠陥落危機」を引き寄せた「縁起の悪い将棋めし」
3
巨人の捕手「大城卓三と小林誠司」どっちが「偏ったリード」か…大久保博元が断言【2024年4月BEST】
4
GW中にまた!死亡者が続出しても「だんじり祭り」を中止にできない「経済効果」
5
【ボクシング】井上尚弥の弱点を突ける選手って…担当トレーナー・八重樫東が分析した「条件とスタイル」