巨人、横浜ベイスターズで活躍した元プロ野球選手の駒田徳広氏。
満塁の場面で無類の勝負強さを見せ、「満塁男」の異名を取った駒田氏は、プロ通算18年間で2006安打と名球会入りを果たしてはいるが、意外にも本塁打王を獲ったことはなく、最高は1992年に記録した27本で、30本にも到達していなかった。
そんな駒田氏が、元プロ野球選手の大久保博元氏のYouTubeチャンネル〈デーブ大久保チャンネル〉に出演し、ホームランバッターとアベレージヒッターの違いについて明かした。
12月20日に〈藤田元司を愛しすぎた男・駒田徳広〉とタイトルが付けられた投稿回がそれで、80年のドラフト2位で入団した駒田氏、巨人では、故・藤田元司監督、王貞治監督、長嶋茂雄監督の3人の監督の元で活躍した。
言わずと知れたホームランバッターの王監督は、駒田氏に40本のホームランを打つ素質を見出していたようだが、駒田氏いわく、
「ホームランバッターって言うのは、相手の失投を打つバッターじゃん。アベレージヒッターって言うのは、相手が投げ分けてきた球を、とにかくコースいっぱいでも『H』のランプつけにかかる(ヒットにする)。だから、ホームランバッターにはなれないわけ、考えが違うから。3回三振しても、4回目に球が甘く入ったらホームランをカーンって打つタイプじゃないから」
これに大久保氏は大きく賛同、駒田氏をヤマを張るタイプではなく、1球1球慎重に考えながら打席に立っていたと振り返ったのだった。
駒田氏の話に「ナルホド」と唸ってしまったが、では、3度の三冠王に輝いた落合博満氏はこの考えに対してどう見解を述べるだろうか?ぜひ、このチャンネルに招いて意見を伺いたく、大久保氏に期待したいところだ。
(ユーチューブライター・所ひで)