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元楽天・山崎武司が動画で感謝を明かした田尾安志に”ほぼ半沢直樹!”評

 元プロ野球選手であり、楽天の初代監督を務めた田尾安志氏には、どこか一匹狼のような印象がつきまとう。田尾氏のYouTubeチャンネル〈田尾安志【TAO CHANNEL】公式YouTube〉の中では、かつて、西武ライオンズ時代には、ルーキーの清原和博氏の守備位置について森祇晶監督(当時)に進言。森監督の機嫌を損ねて阪神タイガースに放出されたのではないかといったエピソードや、楽天監督時代には、成績不振から3年契約を1年でユニフォームを脱ぐことになったのだが、オーナーの三木谷浩二氏に堂々意見したといった、温和そうに見える印象とは裏腹な気性の激しさも明かしている。

 その一方で、昨年10月24日に元プロ野球選手の山崎武司氏を招いた回を投稿したところ、視聴者から田尾氏について〈一匹狼かと思ってたけど、ほぼ半沢!〉といったコメントが寄せられたのだった。〈【山崎武司さん初登場!】楽天1年目の思い出を語ります!〉とタイトルされた回がそれだ。

 山崎氏は1989年に中日ドラゴンズでデビュー。96年には本塁打王に輝いたが、2003年にオリックス・バファローズに移籍、04年はホームランバッターにも関わらず本塁打4本に終わっている。しかし、田尾氏はそんな山崎氏に可能性を見出し、05年の楽天監督1年目に招くと、腕力に頼ったバッティングからボディターンで打つスタイルに修正し、山崎氏は07年に11年ぶり2度目の本塁打王を獲っている。

 山崎氏は終始相好を崩し、「田尾さんに拾ってもらって」「田尾さんのお陰」と何度も口にしていた。これを受けて、田尾氏はドラマ「半沢直樹」(TBS系)の主人公・半沢直樹だと評していると思われる前述の視聴者コメントが寄せられていたようだ。確かに冒頭で触れた温和に見えて熱い部分がある話と重ね合わせても、半沢っぽいという指摘に重なるものがある。

 この回では、11年に故・星野仙一氏が監督に就任するまでの楽天は楽しかった、と山崎氏が包み隠さず明かすなど、YouTubeならではの、忖度なしの興味深い回となっている。

(ユーチューブライター・所ひで)

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