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清原和博が告白「対巨人」日本シリーズで見せた“涙”の本当の意味

 1987年の「西武ライオンズVS巨人」の日本シリーズでは、森祇晶監督率いる西武が4勝2敗で巨人を下し、前年に続き2連覇を成し遂げている。このシリーズで西武の強さ以上に印象に残っているのが、最終の第6戦、西武の日本一目前の場面で見せた清原和博氏の涙だろう。

 清原氏のYouTubeチャンネル「清ちゃんスポーツ」で、元プロ野球選手であり、西武ライオンズで監督も務めた東尾修氏が出演した2月24日投稿回において、清原氏が当時の心境を振り返った。

 86年は広島東洋カープが相手だったが、「ジャイアンツを倒してこその日本一」だと、パ・リーグの選手、西武ナインの思いは強かったと語る清原氏。そして、ファーストの守備に就いていた清原氏の涙に、「何を思ったのその時?」と東尾氏が触れると、清原氏は「ファーストから見てバッターの向こうに、王(貞治)監督の姿が見えた…。桑田(真澄)を指名した時に、王さんがテーブルで笑ってたんです。その顔をちょっと思い出したんです」と答えた清原氏。

 85年のドラフト会議において、相思相愛かと思われた巨人は清原氏ではなく、盟友・桑田氏を1位指名。あの涙は、その場面を思い出したもので、王巨人を倒せることによる感慨だったという。

 また、清原氏の母親の弘子さん(故人)が王監督の写真の切り抜きを持ってきて「これで毎日腕立て伏せしろ!」と清原氏に指示。潰れそうになるとその写真を見て、立て直していたといった過去エピソードも明かされた。

 清原氏のモチベーションが王監督の桑田氏指名時の笑顔だったとは…実に興味深い話が拝聴できた。(ユーチューブライター・所ひで)

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