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山本昌、“野球人生が終わった”と87年を回顧した「空前記録」投手の“物凄さ”

 日本プロ野球史上初となる、「プロ入り初登板ノーヒットノーラン」達成の快挙を成し遂げた選手をご存じだろうか…?1986年にドラフト1位で中日ドラゴンズに入団した、近藤真市氏(当時は真一=現スカウト)である。87年8月9日、ナゴヤ球場で行われた対巨人戦でのことだった。近藤氏は86年の甲子園大会に春夏連続出場と鳴り物入りでプロ入りし、身長183cmのイカした風貌と快挙も相まって、87年「NHK紅白歌合戦」の審査員として出場も果たしている。

 最多勝利3度など数多くのタイトルを獲った名球界投手の山本昌氏と、セ・パ両リーグで本塁打王のタイトルに輝いた元プロ野球選手の山崎武司氏が、東海テレビのYouTubeチャンネル〈【東海テレビ公式】ドラHOTpress〉に出演。『今だから話せる俺のライバル』について問われたところ、ともに、中日で同じ釜の飯を食った仲の近藤氏であったことを明かしたのだった。

 同チャンネルの5月3日付け、〈山本昌&山崎武司プロ野球やまやま話「今だから話せる俺のライバル」〉と題し公開された投稿回を観ると、「カーブの曲がり方がえげつなかった」と近藤氏を評した山本氏。87年時点で1勝も上げていなかった山本氏は、年下の近藤氏に負けたら“野球人生終わり”だと思っていたそうで、ノーヒットノーラン達成時は、「あっ、終わったと思った」と振り返っている。

 一方、山崎氏は打者の立場から、近藤氏は高校時代から注目を集めており、同年のドラフトで近藤氏1位、山崎氏が2位と差をつけられ、話題を持って行かれたことから「おもしろくなかった」と笑いを誘いつつ振り返っている。

 2人のレジェンドからライバル視された近藤氏だが、肩と肘の故障から、通算12勝でユニフォームを脱いでいる。ぜひこの番組のゲストに招いて、3人のクロストークが見てみたいものだ。(ユーチューブライター・所ひで)

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