スポーツ

“冷血GM”落合と“問題児”井端(4)主力選手大減俸の内情は…

20131121d

 落合氏が、これほどまでに冷血かつシブチン化した背景には、球団からの「要求」が大きく関連している。

 中日グループ関係者が言う。

「昨年から球団収支が赤字に転落し、20億円近くあるとされたプール金を使い果たして、なおかつ赤字を積み重ねた。その穴埋めはリストラと減俸しかない。契約更改にあたって落合氏は白井オーナーから『この予算内でやってくれ』と具体的な数字を示された。Bクラスの4位に終わったこともあり、厳しく年俸を下げているのです。落合氏は、そういうところは実にシビア。やれと言われたことは誰に遠慮することなくやるタイプですから」

 主力選手の契約更改を見てみると、荒木は年俸1億円以上の場合の減額制限いっぱい、40%ダウンの1億200万円。右肘手術でシーズンを棒に振った吉見一起(29)も同じく40%減の1億7400万円、球界最年長の山本昌(48)は1億円以下選手の減額制限25%を超える33%ダウンの4000万円となった。さらに和田一浩(41)、浅尾拓也(29)、大島洋平(28)、「ポスト井端」に名乗りを上げた堂上直倫(25)らが続々と、限度額いっぱいの25%ダウン提示を受けている。

「55試合に登板し、36セーブ、防御率1.86と、昨年を上回る成績を残した岩瀬仁紀(39)は現状維持の3億7000万円。岩瀬は『言いたいことはあるけど、言う相手が違うので』と、前フロントとの間で金額アップの口約束があったことをほのめかしましたが、どうやらサイドペーパー(出来高払い)があったということのようです。登板数、セーブ数による設定でしょうが、緊縮財政と連動して今回から出来高払いも廃止されましたからね。もしクリアされたら来年、予算オーバーになりかねません。恐らく5000万円ほどはアップするはずだったんでしょうから、事実上の減俸ですね」(デスク)

 これら大幅ダウン提示の主力たちは誰ひとりとして保留、反論することなく一発サイン。そのオレ流手腕を、球団関係者はこう評するのだ。

「そもそも落合氏が契約更改の場に出てくるとわかった時点で皆、『マジっすか!?』と恐れおののいていた。あの風貌で、威圧感もあるし、元上司だし、反論なんてできません。まぁ、成績も成績ですから何も言えない。みんなビビって白旗を揚げている状態ですよ。ましてや“井端ショック”を目の当たりにして、逆らう度胸などあるはずがない。落合氏はチームの総年俸額を下げるにあたっては、思い切ったことをやるという姿勢を示す必要があった。その人柱に井端がなったということ」

 GM君臨が続くかぎり、もはや優勝するしか、猛威を振るう落合台風を止める手だてはなさそうなのだ。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
DeNA大型新人・渡会隆輝「とうとう2軍落ち」に球団内で出ていた「別の意見」
2
「趣味でUber Eats配達員をやってる」オードリー若林正恭に「必死の生活者」が感じること
3
桑田真澄に「偉業を全て盗まれた」同級生の元バッテリー捕手が明かす「ほとんど完全試合」時代
4
「3Aで最多安打記録」巨人に新加入の外国人ヘルナンデスに「超不吉なデータ」
5
ラモス瑠偉「W杯惨敗サッカー日本代表コキ下ろし」に抗議電話15万5000件/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」