タレントの武井壮が、6月10日放送の「やすとものいたって真剣です」(朝日放送)に出演。意外なトーク上達術を明かした。
30歳でスポーツを交えた芸能人になろうと決意したという武井。芸能界に何の足がかりもまかったため、当時は「出ている人がどういう人か調べないといけないと思って、『ザ・テレビジョン』を買ってきた。朝の番組からニュース、アニメ、ドラマとか何を扱う番組かというのを1個ずつ書き出して、数の多いトップ5を並べ、その番組のMCが誰かを全部書いていった」と、徹底的に分析したことを明かした。
さらに、「すると、司会の40%ちょっとが芸人さん。20%ちょっとがアナウンサー。 どっちもおしゃべりが上手で、ちゃんとしゃべれる人か、面白くしゃべれる人。この技術が手に入ったら芸能人になれる」と考えたそうだ。
そこで武井は、「その日から西麻布に夜行って、芸人さんとしゃべると決めて毎日通い出した」といい、当時、とんねるずの石橋貴明や、いろんな芸人が通っていたバーに出入りしたという。
その店では、「おしゃべりするんですけど、芸人さんの会話を全部ICレコーダーで録音しといたんですよ」と明かし、共演者が驚きの声を上げる中、武井は「カバンに1個と、俺のポケットに1個と、あと店の端に1個置かせてもらって、全部芸人さんとしゃべった話を録音して、後でCDに編集した」と告白。それで“話術”を研究したと説明した。
現在はバラエティのみならず、情報番組のコメンテーターも務めるなどマルチな活躍をする武井。こうした驚くべき努力があって今があるのだろう。
(鈴木十朗)