スポーツ

サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「クリーンスレイトの末脚炸裂」

 8月8日は、ダート競馬を思う存分楽しもう!

 新潟は3歳馬によるレパードS、函館ではエルムSが行われる。どちらもフルゲート必至で、どんな競馬が繰り広げられるのか、見応え十分の重賞だ。

 レパードSはダート界のスター候補が集う一戦。実際、ここで勝ち負けして以降、活躍した馬はトランセンド、ホッコータルマエなど多くいて、そうした視点で眺めるのもいいだろう。

 ただ、馬券的には一筋縄ではいかない。今年で13回目の歴史の浅い重賞ではあるが、目下4年連続して馬単で万馬券になっており、今回もフルゲートであることを思えば、人気、有力どころで決着するかは微妙なところだ。

 それでも平均すると、そう大きく荒れることはなく、これまで1番人気馬が5勝(2着2回)、2番人気馬は3勝(2着2回)。1、2番人気のワンツー決着は2回あり、こうしたデータを踏まえると、人気馬を中心に、穴馬を含めて少々、手広く流すのが馬券作戦の常套だろう。

 それにしても今年の顔ぶれを見ると、難解と言わざるをえない。ノビシロ十分な3歳馬同士の競馬だけに今後どう変わり、成長していくか判然としないが、現状から有力各馬に大きな力の開きがあるとは思えず、悩ましい一戦だ。

 穴党として最も期待を寄せたいのは、クリーンスレイトだ。前走のユニコーンSは4番人気で5着。しかし、勝ち馬に大きく離されたわけではなく、力負けでは決してなかった。

 1勝クラスを勝ち上がったあとの重賞挑戦。前々走が4カ月ぶりの実戦だったため、その反動があったようなのだ。というのもパドックで落ち着きがなく、発汗も見られた。そのためスタートで後手に回り、不利を被ってしまった。それでも最後は追い上げて見せ場を作ったほど。力を持っていることは確かだ。

 前走後は短期放牧。ここを目標にじっくりと調整してきたかいあって、この中間は落ち着き払って好気配。稽古内容もよく実にいい雰囲気で、目をみはる動きを見せている。

「能力は足りると思う。直線の長い新潟の馬場も合う」と、久保田調教師も期待のほどを口にする。

 ならば逃げ、先行馬が多いここは、末脚確かなこの馬の出番とみていい。

 父、母の父ともダートのGI勝ち馬で、母系は欧米の一流血脈。バランスの取れた好馬体の持ち主でもあり、今後の成長株であることは間違いない。力を要す良馬場なら大きく狙ってみたい。

 逆転候補として取り上げたいのは、ディールクルムだ。前走はメイショウムラクモに大きく引き離されての2着だったが、休み明けでやや重め残り(前走比プラス6キロ)とあっては、やむをえまい。使われて大幅な良化ぶりをみせる今回は改めて注目したい。

 血統的にみても近親、一族にアルカセット(ジャパンC)など活躍馬が多くいる良血だけに、勝ち負けになっていい。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
元木大介が明かす巨人監督「長嶋茂雄と原辰徳」選手との食事に見る「決定的な違い」
2
LE SSERAFIM・NATURE・NewJeansの「対立・活動終了・空中分解」…韓国ガールズグループに「騒動の連鎖」
3
巨人初のトレード加入で「4」を付け「33歳で病死」主砲の遺言/あなたの知らないプロ野球「永久欠番」秘聞
4
政府が慌てて調査を始めた「日本海海底大地震」/能登半島地震の次に必ず起きる「6つの大惨事」(2)
5
「築地球場」本拠地移転を狙うのは巨人ではなく「西武ライオンズ」という大逆転