昨シーズン、MLBにおいて自身キャリアハイとなる9勝を挙げた大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)。二刀流の活躍目覚ましく、46本塁打は、16年(日本ハム)、と18年の22年をはるかに上回る数であり、48本塁打で本塁打王を分け合ったサルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)とブラディミール・ゲレーロ・ジュニア(トロント・ブルージェイズ)には2本差で及ばなかったものの、今後に大きく期待を持たせる成績だった。
「50本以上打てば、本塁打王も可能か?」そんな疑問から、元巨人、江川卓氏が、自身のYouTubeチャンネル〈江川卓のたかされ【江川卓 公式チャンネル】〉の2月12日付け投稿回〈【大谷翔平】○○があれば大谷はHR50本打てる!掛布・江川が二刀流・大谷翔平を徹底分析!日本人初のメジャーホームラン競争!〉に、元阪神の掛布雅之氏を招き、「大谷が50本打てるかどうか?」を質問していた。これに掛布氏は、こう分析したものだ。
「3割追っかけたら打てないね。2割7分から8分くらいまで行けば、(50本)打てる可能性あるんじゃない?2割8分に打率が上がれば…あと3分」
ちなみに、大谷の昨シーズンの打率は「.257」だった。さらに、掛布氏は、「ホームラン打ちに行って、ミスショットがヒットにはなるわけ」とし、これに気づいたのは、自分自身が、ある球宴のホームラン競争に参加した際、10スイング中7本が柵越えで、3本がヒットだったからだと回顧した。全打席本塁打狙いして、結果ヒットが生まれるといった考え方を推奨したのだった。
打率を上げに行くのではなく、ホームランを狙った結果が打率の向上に繋がるとは…凡人には俄かに理解するのは難しい豪快な理論。いずれにしても専門家からも様々な意見が飛び交い、大谷の50本への期待は高まるばかりのようだ。
(ユーチューブライター・所ひで)