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松井稼頭央、シーズン長打日本記録も新聞の扱いが小さかった「まさかの理由」

「トリプルスリー」とは、日本プロ野球において、「打率3割・30本塁打・30盗塁」以上の成績を、同一シーズンに打者が記録することを意味する用語。1950年の故・岩本義行氏(松竹ロビンス)に始まり、故・別当薫氏(毎日オリオンズ)、秋山幸二氏(西武ライオンズ)、金本知憲氏(広島東洋カープ)など、錚々たる顔ぶれの記録保持者が並ぶ中、2002年達成の松井稼頭央氏(西武)は史上8人目。スイッチヒッターとしては「史上初」の快挙であった。

 松井氏の2002年の快進撃はこれにとどまらず、2回目の最多安打のタイトル獲得。さらに、50年に故・小鶴誠氏(松竹ロビンス)が記録した日本プロ野球のシーズン長打(二塁打、三塁打、本塁打の総数)の「85」を、10月2日の対近鉄戦で上回り「86」をマーク(最終的には「88」とした)。しかしながら、翌日のマスコミの扱いは小さなものだった。

 MLBでも活躍した元巨人の上原浩治氏のYouTubeチャンネル〈上原浩治の雑談魂〉、2月11日投稿回に松井氏が出演して明かしたところによると…。

 松井氏が日本プロ野球記録を打ち立てた10月2日、チームメイトのアレックス・カブレラ氏が、王貞治氏、タフィ・ローズ氏に並ぶ、当時の日本タイ記録となるシーズン55本塁打を放ったことが大きかったという。そのため、マスコミの扱いはカブレラ氏を前面に立て、「ボクがこれくらいになったと言う…」と、両手の指で小さな枠を作って見せ、上原氏の爆笑を誘った松井氏だった。

 ちなみに、シーズン本塁打記録は、その後、13年にウラディミール・バレンティン氏(ヤクルト)が60本に更新。どちらが上ということもないが、松井氏の記録は今も破られることなく、燦然と輝いている。

(ユーチューブライター・所ひで)

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