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不振の清原和博を大復活させた石井浩郎のアドバイスは「左肩のアゴ」だった

 清原和博が西武から巨人に移籍した1年目の1997年。

 開幕4番を任されるも152三振を喫した。これは当時、リーグ新の不名誉な記録であり、清原氏自身、プロ人生最多の三振数でもあった。一時は、巨人ファンの応援ボイコットが生じるといった驚きの事態が記憶にある人もいるのではないだろうか。

 しかしながら、シーズンが終わってみれば、32本塁打、95打点と、巨人の右打者で原辰徳以来の数字を残すに至ったのだが、どうやらこれには、同じ年に近鉄から巨人に移籍した石井浩郎氏のアドバイスがあったようだ。

 槙原寛己氏のYouTubeチャンネル<ミスターパーフェクト槙原>の5月7日付け投稿回に出演した際、石井氏は不振時の清原氏から「石井さん、ボク今どうなってます?」との質問を受けたと告白。

 同じ一塁手のライバルゆえ「教えなきゃいいものを…」とは言うものの、「お前(バットを)振った後、すぐ三塁側を見てる。西武時代を思い出せ。左肩に乗ってたアゴが、打った後は右肩に乗ってた。だから、センター、右中間にホームラン打ってた」と助言。

 そして石井氏は「そこから清原、調子上がるわけですよ。そうすると、また(自分は)ベンチでしょ。何やってるのかな…」と首を捻り、槙原氏の笑いを誘っていた。

 清原氏の復調を「良かった」とも回想し、「敵に塩を送る」の故事にピッタリな、石井氏らしいエピソード。もう一方の清原氏を招いての話も聞きたいところだ。

(所ひで/ユーチューブライター)

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