エンタメ

ドンキホーテ谷村ひとし「MAXタイプを怖がる必要ナシ」

 消費税率アップで、さまざまな影響が出ている日本ですが、パチンコホールは、お客の足が遠のくことを極端に恐れています。

 リニューアルOPENやグランドOPENのお祭り騒ぎをゴールデンウイーク前のエサまきとして、内装のイメージチェンジや新台入替は慎重になっています。むしろ「CRルパン三世~消されたルパン~」を1台でも多く手に入れられさえすれば、“客寄せパンダ”ならぬ“客寄せルパン”で、お祭りムードを盛り上げてくれるのです。

 先日、故郷である九州のホールを見て回ったのですが、ルパンと「CR牙狼FINAL」の人気が抜きん出ていました。

 4月の新台第1弾「CRスーパー海物語IN沖縄3桜マックス」が、設置台数5万台でトップです。海も手を変え品を変え、年に1機種のペースで大ヒットし続けた10年前の勢いはすっかり色あせた感じです。ですが、都会より地方に圧倒的に強い海人気に支えられて、他のメーカーが嫉妬したくなるほど大量設置されています。

 しかし、甘い、辛い、甘い、辛いと交互に海の塩味は濃くなったり、薄くなったり。沖海3は甘く、海アクアは辛く、今度の桜マックスはローテーションから推測すると、アクアよりも甘いと予想していました。ミドルST315分の1のアクアとマックスST399分の1では「当然、ミドルのほうが甘い」と単純に考えていたら、パチンコでは勝ち組にはなれません。

 粘るタイプの方は表面的な数字だけで判断し、どうしても確率の甘い台に座ります。そして、怖くてMAXタイプを打てなくなった人たちのほとんどが、ひたすら1台に大金を入れ続けてきたツケが、世の中の不況とともに我が身にドンと重くのしかかってきているのが、1円ぱちんこや数年前の甘デジブームでした。

 しかし、ホールの稼ぎ頭はMAXコーナーよりも、1ぱちなどの低貸玉営業コーナーと甘デジコーナーだという現実は、しっかり受け止めておかないといけません。“ホールの鴨”にされるのがオチです。「大当たりが見たいから甘デジを打つ」というように、ホールの片隅に集まる負け組にだけはなりたくないものです。

 桜マックスは、前作(IN沖縄桜マックス。2010年導入)のほうが、はるかに甘く、今でもホールによっては設置していたりするので、今回の桜マックスを買わなかったホールも多いようです。

 今回のIN沖縄3桜マックスは確変継続率82%と、ルパンと同じ爆発力にしてきました。60%や70%は問題外、80%でもパッとしない機種が多い中、ST71回転で、ST中の大当たり確率が41分の1と甘い。ST100~160回転の機種だと、単純に「長いSTだから当たりやすいだろう」と思いがちですが、意外とスルーされることの多さに、めげたファンも多いのではないでしょうか。

 それと比べて、ライトミドルの進化系と呼ばれた「CRぱちんこあしたのジョー」や、MAXタイプでも「CRパトラッシュ」のようなST70回の機種のほうが連チャンをよくしませんでしたか?

◆プロフィール 谷村ひとし 1953年生まれ。95年、みずからの立ち回りを描いた「パチンコドンキホーテ」(週刊モーニング)で大ブレーク。過去20年間のパチンコ収支はプラス6200万円突破。累計で20万人以上を擁する携帯サイトで毎日情報を配信中。詳しくは「谷村パチンコランド」で今すぐ検索!

*この連載に記載されたメーカーごとの大当たりしやすい回転数や独自の攻略法はメーカー発表の内容ではなく、あくまで谷村ひとし氏の経験則であり、データ収集に基づいた私見です。

カテゴリー: エンタメ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
豊臣秀吉の悪口に反論したら「耳と鼻をそがれて首を刎ねられた」悲劇の茶人
2
DeNA大型新人・度会隆輝「とうとう2軍落ち」に球団内で出ていた「別の意見」
3
中日OB名球会打者が「根尾昴は投手ムリ」バッサリ斬って立浪監督にも真っ向ダメ出し
4
年金未払いで参院選出馬の神取忍「細かいことはわからない」に騒然/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
5
「趣味でUber Eats配達員をやってる」オードリー若林正恭に「必死の生活者」が感じること