社会

テキサス親父の“保守NO.1論客・室谷克実”と哀韓対談するぜ!(1)踏み留まる日本と壊れる米国

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 ハ~イ! 皆さん。長い休みにはスペシャルな企画が必要だろ? 今回は、あの室谷克実さんと話すんだ。俺の興奮はわかるよな? 人と話す時には敬意と礼儀が大切なのもわかるよな? いつもの「トニー節」は封印だぜ! 「ふだんの親父じゃない!」って苦情を寄こす前に、哀れな韓国を巡る2人の熱い議論を読んでくれよな!

 敗戦後日本で、保守は長らく“日陰”の存在だったらしいな。ところが、俺のファンが激増していることでもわかるように、保守論は今や市民権を得つつあるんだ。まずは、日米の保守の現在を話し合わせてくれ。

室谷 自民党が政治の主導権を握っていたので、日本の保守派は多数派でした。しかし、指導者たちの大部分が自信を持っていなかったのです。これはアメリカの責任だと考えています。敗戦後GHQ占領軍は日本を腰抜けにしようとした。その中の民政部門は、アメリカや連合国の中の左翼グループに掌握されていました。そこで日本人に、マルクス主義(共産主義)を吹き込んだわけです。

親父 GHQの最高司令官・マッカーサーは反共産主義でした。GHQ内に、共産主義者が紛れ込んだ史実ついては、私が調べなくてはいけないと思います。しかし、ルーズベルト大統領の政権内に、共産主義のスパイが入っていることは知っています。GHQ内部に共産主義者がいたことは説得力がありますね。

室谷 それに悪乗りしたのが日本の日教組という教育グループです。戦後、その教育を受けた優等生たちが、日本社会のリーダー層になっていきました。彼らはソ連が崩壊して、北朝鮮や中国の現実を見ても、心の中では「マルキシズムのほうが正しい」という幻想を抱き続けているわけです。だから「お前は右寄りだ」「軍国主義者だ」と言われると、すぐに弱腰になってしまう。

親父 アメリカの教師たちも左寄りなんですよ。そして、自虐史観も多い。アメリカは今、どんどん左、つまり過度なリベラルに傾いているって思います。教育現場がマルキシズムや、社会主義思想に傾倒してることが、その原因の一つだと、私は考えています。

室谷 安倍(晋三)総理(59)が「私のことを軍国主義者と呼びたければ呼べ」「そう呼べばいい」と言いました。これは、米国のハドソン研究所での講演で述べたことで、非常に冗談めいたスピーチなのですが、日本の戦後の保守主義の歴史で見ると、たいへん画期的な発言です。日教組教育とは関係ない「自信を持った保守派」が、ようやく日本に生まれてきたと私は思っております。

親父 安倍総理がリーダーでいることは非常にいいですよね。一方で同盟国のアメリカはブレーキが効かない状態になっています。オバマ大統領(52)は、社会主義や共産主義の方向に傾倒して突き進んでいます。しかし、日本は、ふんばりましたね!

 安倍総理は、4月18日に米タイムス誌で、慰安婦の強制連行を否定したんだ! 今までそんな快挙を成し遂げたリーダーは、日本にいなかったよな? それは非常にすばらしいことだぜ。神に祝福されているとしか思えないんだ!

室谷 アメリカの教育現場も自虐史観に支配されているということは、日本で知られていませんね。

親父 米マスコミも、そういうことはほとんど報道しないですよ。リベラルが支配するってことは、国体とか文化を壊していっているということだと思います。アメリカは、民主党と共和党の二大政党制で、民主党は左、共和党はその反対側。しかし、共和党がきっちり敵対できていない。二大政党制のシステムは崩壊しつつある。それが一番の問題なはずです! マスコミの多くもリベラル思想だから実質、民主党の宣伝機関になっています。結果、今の民主党に強く反対する人たちもいない。まるで一党独裁の旧ソ連です。リベラルというのは言い方を変えた共産主義にしか見えない。自由主義を国体とし、文化としたアメリカは壊れていっているんです!

◆プロフィール ★トニー・マラーノ★ 通称「テキサス親父」。49年生まれ。動画掲載サイト「ユーチューブ」で、ありとあらゆる悪や不正を軽快なトークでねじ伏せる。古きよきアメリカ保守派の視点から、極東各国への提言を行っている。仲間由紀恵のごくせん「ヤンクミ」の大ファンだ!

◆プロフィール 室谷克実(むろたに・かつみ) 49年、東京都生まれ。時事通信政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長などを歴任。09年に定年退社し、評論活動に入る。「悪韓論」に続く、「呆韓論」が20万部超えの大ヒット! 現在、最も売れている日本NO1の保守論客。

◆アサヒ芸能4/28発売(5/8・15合併号)より

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