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セ・パ プロ野球「ストーブリーグ2022」が最速開幕(3)モノ言う監督の再任はNG

 今季限りで矢野燿大監督(53)が退団を明言している阪神は、後任人事に耳目が集まっている。

「根強いのが岡田彰布元監督(64)の再登板説で、実際に球団内にも『岡田シンパ』がいるのですが、今年4月に就任した谷本修取締役オーナー代行者が難色を示しています。後継についても『矢野体制を引き継ぐ人に』という主旨の発言をしており、自分の色を出してモノを言う岡田元監督を、暗に否定。長きにわたりチームを支えている平田勝男2軍監督(63)の起用が最有力視されそうです」(阪神番記者)

 一方で選手に目を向けると、2人のリリーフエースがFA権を取得していた。

岩崎優(31)と岩貞祐太(31)です。守護神の岩崎は1億5000万円の年俸を大幅アップしなければ巨人、ソフトバンクが金に糸目をつけず獲りに来る可能性がある。逆に岩貞は年俸4500万円でCランク。楽天の辛島同様、宣言すれば争奪戦は必至です。阪神は例年以上の大盤振る舞いを見せなければ、来季のゲームプランがガタガタになってしまいそうです」(阪神番記者)

 死守を祈るトラ党の悲鳴が聞こえてきそうだ。

 9月1日に今季の自力CS進出が消滅した5位の広島でも、佐々岡真司監督(55)の電撃解任があるかもしれない。先の球界関係者が眉をひそめる。

「3年目の佐々岡監督ですが、契約は常に単年で毎年が勝負の年。就任後は5位、4位と来て、球団の松田元オーナーの評価も低く、完全オフレコの場で『新井(貴浩・45)監督にしておけばよかった』と発言したと言われている。佐々岡監督としては何が何でもCSに滑り込みたいでしょうが、命運は尽きかけている。新井監督体制が誕生すれば、共に選手として古巣復帰を果たした盟友・黒田博樹氏(47)の招へい実現が可能になる。フロント内部はもうすでにその気になっているようです」

 シーズンで暴れ足りなかった球団ほど、オフに向けて熱く騒がしくなっているようである。

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