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みのもんた「週刊誌の“夜の営み”特集は下品すぎる!」(1)

 皆さん、朝はしっかり起きられているかい 私は毎朝、布団から出た時がいちばん「生きているな!」っていう充実感を感じるんだよね。二日酔いだろうと、胃がムカムカしてようが「俺のための朝が来たな」って思ってしまうくらい自分の中の“生”を実感するんだよ。でも、今回は“生”じゃなくて“性”を感じるこのニュースで行ってみようか! 前々から気になってたんだよなあ。

【週刊誌『夜の営み特集』花盛り】男性向け週刊誌での中年、老年向けの夜の営み特集記事がエスカレート。特に「週刊現代」と「週刊ポスト」の2誌は1年にわたって掲載し、ハウツーはもちろん、「シニア向け出会いパーティ」「若い子を抱こう」「80歳まで夜の営み」など内容が過激になっている。

 最近こういう特集が多いって聞いてさ、いいことだなって思ったの。今まで、男も女も年を重ねたら、性欲が失われるみたいに言われていたわけじゃない。

 でも、実際は50歳過ぎても60歳過ぎても異性への興味はなくならないし、「老いてますます盛ん」なんて人もいる。だから、こういう特集も「大人同士のつきあいもいいじゃない」みたいな内容かと思っていた。読んでみたら、まあ、ビックリ! 品がなさすぎだよ(笑)。

 私も69歳になったわけだけど、何歳になっても夜の営みは大事だとは思っていますよ。でも、それは“生の充実感”を味わえるから。女性を抱き締めたり、交わったりしていると「生きているな!」って実感を得られるから、大事だと思うんだよね。

 ただ、その交わりっていうのもさ。もちろん触ったり、いじったり、舐めたり、舐められたりするのもいいんだけどさ。でも、年を取ると行為そのものというよりも、その手前の一緒に食事したり、映画観たりするのだって十分楽しくなっていくものなんだよ。むしろ“異性と同じ時間を共有する喜び”みたいなのがいちばん大事になってくる。

 それをさあ、この特集を読んでいると、勃起するの、勃起しねえのとか、男のことしか考えてないよね。上からのしかかって、押さえつけて挿入しようとする、そういう夜の営み観しか感じられないんだよな。夜の営みを知らない記者が書いているんじゃないの? 何か書いてあることが、中学生みたいだもの(笑)。

 夜の営みは男女でする営みなんじゃないの? 相手のことを何も考えずに、夜の営みができること、挿入することを“最大の喜び”と感じているんだとしたら、ちょっと違うんじゃないか。

 若い時の夜の営みは、自分の遺伝子を残すための行為でもいいとは思うんだよ。それが年を重ねるにつれて、女性と同じ空気を吸う“充実感”とか“満足感”を味わう喜びを感じるものへとシフトしていく。一種のコミュニケーションと言ってもいいかもしれない。夜の営み特集では、そういう男心まで描いてほしいね。

 でも、本当に夜の営み特集って、私と同じ世代の男が読んでいるのかね?

◆プロフィール みのもんた 1979年に文化放送を退社後、フリーアナとなる。以後、数々の番組で司会、キャスターを務める。1週間で最も生番組に出演する司会者のギネス記録保持者でもある。

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