田中要次と羽田圭介がコンビを組んで目的地を目指す旅のミッションを繰り広げていた「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」(テレビ東京系)。このコンビのシリーズ通算成績が負け越しになり、ルールに則って「クビ」になってから、はや1カ月が経過した。視聴者の興味は、次のバス旅コンビが誰になるかに移っている。そのヒントになりそうなのが、9月17日の「土曜スペシャル」(テレビ東京系)で放送される「中山秀征の秘境路線バスの旅」だ。
これは中山をメインにしたシリーズで、すでに第8弾まで放送されている。タイトルの中に「秘境路線バスの旅」とあることからもわかるように、バス旅のバリエーションのひとつ。それもあって、次の「バス旅Z」コンビに中山の名前が挙がったこともあった。
実はこの秘境旅、ルールが頻繁に変わっている。さるテレビ誌ライターによれば、その経緯に一つのヒントがあるという。
「最初はバスの乗客から情報を聞いて、それを元に旅をするスタイルでした。それが乗客と一緒に乗り降りするルールに。この頃のルールは、テレ東旅番組史上最もキツイとされています。その後、地域住民の年齢や思い出の曲のリリース年を元に進んでいく方式に変わりました。そして今回、なぜかオーソドックスなルールになったんです」
今回のルールは、交通費1万円で路線バスを乗り継ぎ、ゴールを目指すというもの。これまでのどのルールよりも「バス旅Z」に近いといえよう。
「そこで持ち上がったのが、中山をバス旅の後継者にするための『お試し』番組ではないかという説です。バス旅に近いルールでやらせてみて、好評ならバス旅の新コンビとして起用しようというのではないか。そうであれば、今回のゲストであるジャニーズWESTの桐山照史が、相棒になる可能性が浮上します。最近、ジャニーズ事務所はテレ東旅番組への出演に熱心で、河合郁人や三宅健、長野博などを投入しています。ジャニーズとしても、若手のジャニタレとしてもできることなら取りたい出演枠です」(前出・テレビ誌ライター)
中山は次期バス旅コンビの一員となるのか。もし新たなバス旅が始まるとすれば、過去の頻度から考えると、年末か年始に放送されるはず。その時には答えが出ていることだろう。