スポーツ

決定!2022完全版「プロ野球ワーストナイン」表彰式〈投手編〉(2)被本塁打王に輝いた広島・大瀬良大地

 次はワーストリリーフ投手だ。セは阪神のアルカンタラ(29)に決定。年俸2億2000万円の助っ人は、昨季3勝3敗6H。そして今季は1勝3敗17Hとホールド数こそ伸ばしたが、防御率は3.49から4.70へと急降下した。江本氏はこう指摘する。

「リリーフの基本はボールが速いことだけど、そこにコントロールが追いつかない」

 パはロッテの益田直也(32)。プロ11年で通算30勝43敗182S&153Hの名リリーフだが、過去3年、2点台前半だった防御率が3.29と急落した。

「クローザーが3点台では話にならない。1点台、最悪でも2点台前半でなければいけない」(江本氏)

 ロッテがBクラスに低迷した要因の一つだろう。

 次に被本塁打王。江本氏は「投球回数が多いほど被本塁打も多くなるのは当然」とした上で、広島・大瀬良大地(31)の135イニング18本と、楽天・早川隆久(24)の107イニング19本を「話にならない!」と切り捨てる。南海時代の江本氏は74年に19本塁打を浴びたが、投球回数は216イニングだった。

「ボールが速いと本塁打を打たれやすくなるのは、ピッチャーの宿命です。勝ち星や防御率がよければまだしも、2人とも成績が追いついていません。先発が防御率3.5以上だとチームはしんどい」

 プロ2年目の早川は、9勝7敗から5勝9敗へ急降下。ベテランの大瀬良は8勝(9敗)を挙げたものの、防御率4.72は自身のワースト。来季はひと踏ん張りしてほしいものだ。

 両リーグの与四球王、セが広島の九里亜蓮(31)=53個、パはソフトバンクの石川柊太(30)=57個もイニング数と関係がある。久里は140回で石川は136回。江本氏が78個で与四球王となった75年は207回だった。

「昨季より投球回数が増えた戸郷が58個から51個に減らして12勝をマークした。四球を減らすと成績が上がるのは当然」(江本氏)

 最後は最多被安打。田中将大の160安打を大きく上回る195安打を浴びたのが広島の森下暢仁(25)。今季3年目だが、年々打たれやすくなっている。

 9月29日のヤクルト戦、3回1死三塁の場面でスクイズがファウルになった石川雅規(42)=今季20打数2安打=に四球を許し、1点差でCS進出を逃した。

「精神的に弱すぎる」と愛甲氏が切り捨てるのも当然だろう。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
DeNA大型新人・度会隆輝「とうとう2軍落ち」に球団内で出ていた「別の意見」
2
豊臣秀吉の悪口に反論したら「耳と鼻をそがれて首を刎ねられた」悲劇の茶人
3
「趣味でUber Eats配達員をやってる」オードリー若林正恭に「必死の生活者」が感じること
4
中日OB名球会打者が「根尾昴は投手ムリ」バッサリ斬って立浪監督にも真っ向ダメ出し
5
年金未払いで参院選出馬の神取忍「細かいことはわからない」に騒然/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」