ダンディ坂野といえば、2003年に「マツモトキヨシ」のCMがきっかけで大ブレイクしたが、持ちネタである「ゲッツ!」のインパクトが大き過ぎたことや、現在はテレビ番組で見かけることが少ないため、「一発屋」のイメージが強い。
しかし、10月13日に放送された「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)にダンディが出演すると、一発屋とはほど遠い現状が明らかになった。
この日の放送は「2週連続ぶち抜き特別企画・お笑い戦国時代! 勢力拡大! 国盗り合戦 秋の陣!!」の後編で、お笑い事務所6社の所属芸人たちがトークを展開した。そんな中、サンミュージックからは「事務所のお笑い部門を救った救世主」としてダンディが紹介されたのだ。
同じ事務所のカンニング竹山は、「事務所がお笑い部門を立ち上げたけど、全然収入もない。どうしようかというときにダンディ坂野がマツモトキヨシのCMに引っかかって、そこからブレイクして、マネージャーたちがテレビ局にパイプ持ったりした。ダンディ坂野がいなかったら、僕もぺこぱたちもみんないない」と力説。
一方、さらば青春の光の森田哲矢はダンディのブレイク時の収入を予想した。それによれば、2003年は営業が100本で3000万円、テレビが200本で2000万円、CM2社で1000万円、着ボイスが11カ月連続1位で1000万円であり、計7000万円にも上った。
これに対しダンディは、「現在のCM契約数は16社」と話し、森田の予想よりは少ないものの、
「今は営業とCMやってるので(収入は)さほど変わらない」
と明かしたのだった。
「ダンディは衣装が黄色の理由を聞かれ、『マツモトキヨシのお店が黄色だったから』と答え、そのマツキヨのCMがダウンタウンの『ガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)で何度も流されていたことを振り返っていました。『ガキ使』が人気番組なだけに、おそらくこれがダンディのブレイクの最大の要因と考えているのかもしれません」(芸能ライター)
「一発屋」どころか、超売れっ子のダンディなのであった。
(鈴木十朗)