芸能

徳光和夫が明かした「フリー転身」成功の理由は久米宏の「失言と丸刈り」

 徳光和夫といえば、今やフリーアナ界の大御所として、81歳になった現在も旅番組やバラエティの不定期出演などマイペースで息の長い活躍ぶりを見せているが、その徳光が10月20日放送の「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)にゲスト出演。同じくフリーアナの久米宏との関係を明かしている。

 この日の放送では、「男性フリーアナ大集合SP」として徳光ら元キー局アナウンサーが集まり、局アナ時代の裏話を告白した。

 日本テレビ時代、「ズームイン!!朝!」(日本テレビ系)から苦手なニュース番組へ抜擢された徳光。当時はニュース番組が全盛で、夕方は故・逸見政孝さんの「スーパータイム」(フジテレビ系)、夜は久米宏の「ニュースステーション」(テレビ朝日系)などが人気を集めていた。

 徳光が回されたのは夕方の「NNNニュースプラス1」で、「スーパータイム」に押され劣勢だったとか。しかし「久米宏の1つの『失言』が、私がやっていたニュース番組の視聴率を上げたんです」とし、その要因はプロ野球・広島カープファンの久米が、「もし今年巨人が優勝したら坊主になる。徳光さんの新しいニュース番組に出演する」などと発言したことだったという。

 結果、その年は巨人が優勝。徳光が久米に発言について確認すると、「『いいですよ』って。坊主頭で出て来てくれた」といい、そこから視聴率が跳ね上がり「スーパータイム」を上回る数字も出すようになったという。

 芸能ライターがこう振り返る。

「当時、超人気番組だった『ニュースステーション』の久米の登場で『プラス1』の注目度が上がったというわけですが、徳光はこの『プラス1』を担当していた1989年に日本テレビを退社しフリーに転身(「プラス1」は91年まで担当)。久米が丸刈りになったのもこの89年で、徳光も以前、久米のお陰で『プラス1』の視聴率が上がり、加えて仕事も舞い込むようになったことを明かしています。もともと徳光は同世代で先にTBSからフリーになった久米を意識していたといい、徳光の日テレ退社後の大成功には、久米の存在が大きく影響しているということでしょう」

 それにしても、ニュース番組が嫌いなアナウンサーがここまで活躍し続けているのも凄い。

(鈴木十朗)

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