スポーツ

日本シリーズ中継「放送途中でブツ切り」の理由は「2分15秒テレビCM消化」だった

 野球ファンの悲鳴がこだました。プロ野球「日本シリーズ」第1戦が行われた10月22日、地上波中継を担当したフジテレビは試合開始から放送したものの、試合終了後の勝利監督インタビューの途中で、放送打ち切り。批判が殺到した。だが、同局関係者は「何ら問題ない」と居直る始末だ。

「日本野球機構(NPB)との日本シリーズ契約は、試合開始から試合終了までを必ず放送すること。この1点に限られています。シリーズの試合になるとイニング間が間延びするのはテレビCMの消化を待っているためで、約2分15秒ほどかかります。普段はスピードアップを掲げているNPBも、放映権を買ってくれるテレビ局には逆らえません。そのため、高津監督のインタビューもブツ切りにされた、というのが真相。ちなみに並行して中継したCS放送では、試合後の監督、選手インタビューをノーカットで放映しています」

 今回は民放キー局が立ち上げた無料動画配信アプリ「TVer」でも、全試合生配信が実現した。

「地上波だけでは視聴率が悪いため、配信を含めた形で広告出稿をお願いしているのが理由です」(前出・フジテレビ関係者)

 これも時代の流れのようだ。

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