芸能

嗚呼、80年代アイドル32年ぶり和解までの「ワケあり相関図」(1)中森明菜との紅白出場交渉はギリギリまで

 年の瀬が迫る中、「NHK紅白歌合戦」の目玉として、8年ぶりとなる松田聖子と中森明菜の豪華共演や、デビュー40周年を迎える「花の82年組」の集結が注目されている。心配なのは、すったもんだあった“ワケあり”の人間関係。大舞台で一堂に会する前に、「黄金のアイドル相関図」を振り返ってみよう。

 昨年の「NHK紅白歌合戦」は、2部の平均世帯視聴率が34.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で過去最低を記録。それだけに、今年は“原点回帰”の方針転換が求められることになりそうだ。芸能ジャーナリストの佐々木博之氏によれば、

「ここ数年、高視聴率を目指し、若者世代に向けた出演者を起用していましたが、それが裏目に出てしまった。結局、視聴者の中心は中高年世代。紅白は単なる歌番組ではなく、大みそかを楽しむための行事なんです。同窓会のように、中高年世代が若い時に見ていた歌手が揃って出てくれるのがいちばん望ましい」

 ロックバンド・安全地帯の出場内定が報じられる中、目玉に浮上するのは、松田聖子(60)と中森明菜(57)だ。

 昨年の紅白では、直前となる12月18日に突然、娘・神田沙也加の悲報が届き、聖子は出場を辞退。それだけに、思い入れが強いと音楽関係者は言う。

「出場となれば、沙也加とデュエットした『瑠璃色の地球』か、沙也加のデビュー曲『ever since』を歌うと見られています」

 一方、夏に再始動を電撃発表した明菜は、「体調がよくないという報道もあるし、ギリギリまで交渉は続きそう」(佐々木氏)と、出場は微妙な状況だ。古参の芸能記者も首をかしげる。

「東京の北部に明菜が住んでいるという情報が流れ、最近もカメラマンが張り込んだのですが、姿を現すことはなかった。かつて明菜と仕事をしていたテレビマンが、海外に住んでいると話していたこともあり、出場しても14年と同じく、中継での出演が現実的です」

 80年代の歌姫以外の候補といえば、ソロデビュー35周年の工藤静香(52)は、9月22日放送の「SONGS」(NHK)で、フルート奏者としてメジャーデビューした長女・Cocomi(21)と共演した。

「『黄砂に吹かれて』でコラボしたのは、紅白に向けた“予行演習”だったともっぱらです」(芸能記者)

 さらに、中高年をターゲットに狙うのは、デビュー40周年を迎える「花の82年組」だ。明菜をはじめ、同期には、小泉今日子(56)や松本伊代(57)、原田知世(54)ら往年の人気歌手がズラリ。

「80年代のアイドルが華々しく集結すれば、話題性は十分。どういう形での出演かはわかりませんが、演出プランに挙がっているそうです」(芸能記者)

「黄金の80年組」と「花の82年組」が揃えば、それこそ最大のサプライズと言えるだろう。

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