事件

ただれた法曹界…女子高生のスカートの奥を撮影したのは「高等裁判所の会計課長」だった

 大阪府吹田市の交番を襲撃して拳銃を奪い、警官に負傷を負わせた犯人に対し、一審では有罪判決が下りたが、大阪高裁では逆転無罪が言い渡された。統合失調症の男の責任能力の有無が焦点となり、検察は「病気の影響はあったものの、犯行時の責任能力は残っていた」と主張。一方の弁護側は、刑事責任能力を問えない心神喪失だったなどとして、無罪を主張していた裁判である(2月23日に本サイトで記事公開)。

 2021年の一審で大阪地裁は「責任能力はあった」と判断して懲役12年の判決を言い渡し、弁護側が控訴していたのだが、高裁はまさかの逆転無罪だったのだ。

 振り返れば、かつて19歳の実の娘に性的暴行を加えた実父に無罪判決を出した名古屋地裁岡崎支部の判事はその後、週刊誌などに「無罪というバカ判事」と批判された。

 裁判所に勤務するのは判事のほか、事務官も数多くいる。それが今度は、好色事件で逮捕されていたことが明らかになった。

 電車内で女子高校生らを盗み撮りしたとして、高松高等裁判所は3月16日、同高裁の男性会計課長を停職6カ月の懲戒処分とし、会計課長は同日、依願退職した。

 高裁によると、会計課長は今年1月30日午前8時頃、高松市内を走行中の高松琴平電鉄車内で、女子高校生ら2人のスカートの奥を、スマートフォンで撮影した。会計課長は高裁の事情聴取に、事実関係を認めている。

 会計課長は県迷惑防止条例違反容疑で逮捕され、地検が処分保留で釈放していた。高松高裁の一原友彦事務局長は「職員に対する指導監督を徹底し、裁判所に対する国民の信頼回復に努める」とコメントしている。

 54歳の中年オヤジが朝8時に電車の中で、2人の女子高生のスカートの奥を撮影。しかし自分の職を考えれば、その欲望は絶対に抑えなければならないハズである。司法担当記者が嘆息する。

「1月30日に事件が発覚しているのに、発表に至るまでに1カ月半も経っている。その間、コトが世間に公表されぬよう、穏便に処理しようと考えていたのではないか、と疑われても仕方がありません」

 順法は当然のことだが、司法に携わる者には、より強くその意識が求められる。「裁判所に対する国民の信頼回復に努める」という高裁事務局長の言葉が空虚に聞こえてくるのだ。

カテゴリー: 事件   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
DeNA大型新人・度会隆輝「とうとう2軍落ち」に球団内で出ていた「別の意見」
2
「趣味でUber Eats配達員をやってる」オードリー若林正恭に「必死の生活者」が感じること
3
豊臣秀吉の悪口に反論したら「耳と鼻をそがれて首を刎ねられた」悲劇の茶人
4
桑田真澄に「偉業を全て盗まれた」同級生の元バッテリー捕手が明かす「ほとんど完全試合」時代
5
「3Aで最多安打記録」巨人に新加入の外国人ヘルナンデスに「超不吉なデータ」