芸能

キムタクを脇役にした男・筒井道隆が「教場」30年ぶり共演で見せつけた「実力差」

 まさに主役を食わんばかりの存在感──。フジテレビの「月9」ドラマ「風間公親-教場0-」第6話(5月15日)に登場した、筒井道隆のことである

 筒井は犯人の画家・向坂善紀として登場したが、木村とのフジテレビでの共演は、1993年の「あすなろ白書」以来、実に30年ぶりだった。ドラマ評論家が語る。

「アートギャラリーを営む向坂は息子に絵画の道に進んでもらいたいが、現在は離婚しており、新しい父親の元で暮らしている。その現在の父親は息子に医学の道を勧め、絵を描くことさえ禁じていました。そんな中、父親同士で口論となり、事件へと発展するわけですが、筒井は弱々しいくたびれた画家でありながら、息子を思う気持ちだけは譲らない一本通ったキャラを、実に自然に演じていました。『ザ・キムタク』を全面に出す一辺倒な木村より、役作りでは数段上に見えましたね」

 2人は芸能キャリアがほぼ同じ50代だが、最高視聴率31.9%を記録した超人気作品「あすなろ白書」では筒井が主演で、木村が脇役だった。

「ヒロイン(石田ひかり)を取り合う恋愛ストーリーで、最終的には筒井がゲットし、木村は敗れ去ります。今では信じられませんが、当時はこの結末にほとんどの女性が納得するほど、筒井人気は絶大でした。軽いイメージの木村に対し、当時から一見地味ながらも、その存在感は抜群でしたからね」(前出・ドラマ評論家)

 好青年キャラに加え、現在ではコメディーや悪キャラまで幅広い役をこなすようになった筒井。この30年で木村はさらに差をつけられたか。

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