社会

安倍VS石破 内閣前夜に飛び交った“腰砕け造反劇”の一部始終(3)安倍総理が石破氏にライバル心を燃やすのはなぜ?

20140911q

 そこまで安倍総理が石破氏にライバル心を燃やすのは、ただ脅威を感じているだけの話ではなく、“怨念”すら感じられる。有馬氏によれば、

「総裁選を戦った、それも脅かされた相手を好きになれないでしょう。また、第一次安倍内閣の時には、テレビ番組で『(辞任は)ご自身が言うしかない』と、退陣決断を促すような発言をされていますからね」

 さらには、「9月の解散・総選挙」の思惑も入り乱れ、2人の水面下のバトルはヒートアップしていった。鈴木氏が解説する。

「幹事長の石破さんにしてみれば、ふざけるなって思いですよ。『結局、解散となったら、(選挙を仕切る)幹事長はオレじゃないんだね』ってことですからね。表面上は穏やかでも、激しいやり取りを展開していた」

 この幹事長続投への強い思いが、8月25日のTBSラジオ番組での発言に表れたとも言えよう。

「この席で、『首相と考えが100%一緒の人が国会で答弁するのがいちばんいい』と、安保相辞退の意向を明言し、『地方(選挙)できちんと勝てるようにして初めて政権奪還が完成する』と、幹事長続投を希望した。結果、安倍サイドばかりか、自民党内からも『首相の人事権を収奪する動き』と批判が高まり、立場を悪くし、墓穴を掘った格好になった」(デスク)

 蓋を開ければ、「組織人としてトップの決定に従うのは当然」と腰砕けに終わった石破氏の造反劇。来年の総裁選に向け、両者にしこりが残ったことだけは間違いない。

カテゴリー: 社会   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「キスしてる?」質問にフジテレビ・井上清華が衝撃「赤面もじもじ返答」の「まさか!」
2
ラモス瑠偉「W杯惨敗サッカー日本代表コキ下ろし」に抗議電話15万5000件/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
3
広島・新井良太2軍コーチ「地元女子アナと結婚」までの「夜の歓楽街」寂しい活動
4
「昔のヒット作」新シリーズが日本ではもうウケなくなったワケ/大高宏雄の「映画一直線」
5
DeNA大型新人・渡会隆輝「とうとう2軍落ち」に球団内で出ていた「別の意見」