スポーツ

西武・中日「PL学園ライン」でトレード成立も低迷球団同士で「大した戦力交換ができない」残念ぶり

 あまりパッとしない人事にも見えるのだが…。

 中日・高松渡と西武・川越誠司の、野手同士の交換トレードが7月18日に成立し、発表された。

 高松は滝川第二高校から2018年のドラフト3位で中日に入団。俊足を買われ、主に代走での起用が多かったが、レギュラーをとるに至らなかった。高松は「中日で学んだことを大切にして、新天地でも頑張る」と球団を通してコメントした。

 川越は北海学園大学から2016年ドラフト2位で西武に入団。2019年に投手から外野手に転向した、強肩が持ち味だ。こちらも「また一からのスタートだと思って心機一転、頑張ります」としている。西武球団関係者は、

「代走のスペシャリストが欲しい西武、左打ちの外野手が欲しい中日の思惑が重なって成立した」

 とみているが、最も大きい決め手は立浪和義監督、松井稼頭央監督がともにPL学園高校出身だったことだろう。

「球界では数少なくなった『PLライン』ですから、情報交換も商談もしやすい。ただ残念なのは、両チームとも5位、6位と低迷しているため、大した戦力交換ができないというところですね」(球界関係者)

 まずは2人の新天地の活躍に期待をしよう。

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