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イギリス料理は激マズだ(2)ウエンツ瑛士がうんざりした「歯がおかしくなる硬いパン」地獄/坂下ブーランの地獄耳芸能

 イギリスの料理はマズイ。これは巷間よく言われることだが、前回はケンドーコバヤシの激マズ実体験を紹介した。ここでもうひとり、実感した人物の話を聞いてみよう。評論家の岡田斗司夫が断言するには、

「イギリスに行ったら中華料理を食うしかない。その中華料理すらも、かなりマズイですね」

 ではなぜ、それほどまでにマズイのか。食材か、調理法か、味付けか。岡田の分析は次のようだった。

「何がマズイかと思ったんですけど、料理法が間違っているのと、こういう味にすべきっていう料理のビジョンが間違っている。イギリスの国民が、食べることに関して何か間違っている」

 実はイギリス人も自国の料理をおいしいとは思っていないようで、

「今、旅行書を見たら『いちばんおいしいのは、パン屋でパンを買って、肉屋でソーセージとか買って、ホテルでサンドイッチを作って食べることだ』って書いているぐらいだから、今も料理はそんなもんです」

 そう言って、岡田は現状を語るのだった。

 ウエンツ瑛士が舞台演劇の勉強のため、1年半ほど英国に留学していた時のことだ。自炊を中心にした食生活を送っていた。

「当たり前ですけど、パンしかないんですよ。そんな生活に陥ったことがないんですよね」

 日本との食生活の違いを目の当たりにした。しかもイギリスには、日本の食パンのようなやわらかいパンはなかった。

「パン食べたら、またパン食べて、しかも硬いパン。歯がおかしくなる」

 ウエンツはうんざりした様子で振り返るのだった。

 とはいうものの、イギリスがEUに加盟して以降(現在は脱退)はイタリア人、フランス人が増え、料理がおいしくなったそうだ。ただし、お勧めは決してイギリス料理ではなく、

「結構、街のいろんなところにあったりして、トルコ料理がおいしいです」(ウエンツ)

 前回の記事で、ケンドーコバヤシがイギリスのインド料理を称賛したと書いたが、イギリスでは伝統料理ではなく、インド、中国、トルコなど他国籍の料理が絶品なのである。

(坂下ブーラン)

1969年生まれのテレビディレクター。東京都出身。専門学校卒業後、長寿バラエティー番組のADを経て、高視聴率ドキュメントバラエティーの演出を担当。そのほか深夜番組、BS番組の企画制作などなど。現在、某アイドルグループのYouTube動画を制作、視聴回数の爆発を目指して奮闘中。

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