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ついに原監督が「あんなのは」と突き放した「堕ちた菅野智之」の優先度ダダ下がりと大減俸

 巨人の菅野智之が衰えを隠せない。8月8日の阪神戦に先発したが、2回2/3を投げて7安打5失点で5敗目(2勝)を喫した。原辰徳監督は甥っ子の背信投球に怒りを爆発させて「もう、みなさんに評価は任せます。あんなのは」と厳しい言葉を浴びせた。1回一死一、二塁から大山悠輔に先制タイムリーを浴び、2回には中野にもタイムリーを許した。3回は二死一、三塁から阪神先発・西純矢にセンター前タイムリー浴び、あえなく降板した。スポーツ紙デスクが厳しく論評する。

「球数が多すぎます。直球に切れがないため、スライダーやカットボールを四隅に狙い、カウントを悪くして打たれるというループに入っている。直球は平均して140キロ台に落ち、全盛期のような力はない。かわして抑えるスタイルを探し求めているものの、うまくいっていません。近年ずっと悩まされていた腰痛の影響もあって出力が上がらず、本人も苦労していますね」

 7月17日のヤクルト戦では初回1アウトしか取れず、2本塁打6安打6失点でKOされている。今年は徹底的に打ち込まれるシーンが見られ、過去に沢村賞や最多勝、最優秀防御率に君臨した面影はもうない。

「戸郷翔征や山崎伊織らの活躍もあって、菅野はチーム内でエースという地位ではなくなっている。原監督からの信頼は失いつつあり、優先度も下がっています。2019年と2020年は2年連続で推定年俸6億5000万円、2021年は8億円、2022年は6億円、今年は5億円を稼ぐ菅野ですが、今オフはその年俸が半減することになるでしょう。屈辱のシーズンとなりそうです」(前出・スポーツ紙デスク)

 3タテ必須で臨んだ首位・阪神との大事な初戦を落とした巨人。この時点で4位に後退し、阪神とのゲーム差は9に。自力優勝の可能性消滅も、目前に迫ってきた。かすかに残る逆転優勝へは、菅野の連勝が絶対に必要となるのだが…。落日の元エースは、名誉を回復できるのだろうか。

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