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「防御率0.77」阪神・岩崎優は昨季と何が変わったのか

 着実に優勝マジックを減らしている阪神。今年の強さの要因にリリーフ陣の層の厚さを指摘する声は多いが、特にクローザー・岩崎優投手への信頼感は抜群だ。そんな岩崎の今季の安定感について、阪神OB中西清起氏が自身のYouTubeチャンネルで解説していた。

 昨年もクローザーとして活躍していた岩崎だが、防御率1.96。今年は0.77(8月27日終了時点)と、さらに安定感が増している。

 昨年と今年の違いについて中西氏はコンディションの良さを挙げ、昨年までは毎年40試合以上登板して体が疲れていたうえ、22年春季キャンプ前には新型コロナ感染で参加が遅れ、キャンプインしてもなかなか体に力が入らないと話していたという。しかし、

「今年は体が元気だし、湯浅(京己)が離脱して、自分がやらなければいけないという責任感を持って投げている。本来の球持ちの良さが復活し、球の強さ、変化球のキレが戻ってきた」

 という。現状、岩崎の前の中継ぎ投手が豊富で、それぞれがしっかりと役割を果たしているため、岩崎1人に負担がこないのも好調の理由として挙げ、

「今年は優勝できるチャンスで気持ちも充実している。アレに向かって胴上げ投手を目指してやっているし、十分なると思う」

 とした中西氏。岡田彰布監督も胴上げ投手を経験させたいと思っていることだろう。

(鈴木十朗)

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