政治

性暴行も危ない!菅義偉が旗振りの「ライドシェア」導入がココまで嫌われる理由

 タクシードライバー不足が深刻化する中で解禁に向けた議論が活発化しているライドシェア。実現すれば一般のドライバーが自家用車で客の送迎も可能になるが、JNNの世論調査によれば導入には過半数が「反対」と回答したという。

 経済誌ライターが語る。

「8月19日に長野市で講演した菅義偉前首相がライドシェアの解禁を提唱し、河野太郎デジタル相や小泉進次郎元環境相も導入に前向きな発言をしています。なぜ今になって議論が活発化しているかといえば、コロナ禍が落ち着きを見せる中で円安が進行していることもあり、訪日観光客が急増。京都など観光地ではタクシーの数が圧倒的に足らず、タクシーをつかまえるのが困難な状況になっているからです」

 また、ライドシェアは少子高齢化で過疎化が進む地域の移動手段としての活用にも期待されているが、前述の3日に発表された最新世論調査では同サービスへの導入に55%が「反対」と回答し、「賛成」の31%を大きく上回っているのだ。なぜ、ここまで不信感を抱いている人が多いのだろうか。

「一つは安全性の問題で、すでに導入済みのアメリカや中国などではドライバーまたは乗客への性的暴行や強盗といった被害がたびたび起き、社会問題にもなっているためです。さらにもしライドシェアで事故に遭い乗客が怪我をした場合、治療費はどうなるのか、乗客が乗車中に車内を汚したり車を傷つけてしまった場合にはどうなるのかなど、補償面を含めた決め事は必要でしょう。他にも一般ドライバーの運転技術や乗客のマナーなどによってトラブルになるケースも考えられ、課題が山積みなのが実情です」(前出・経済誌ライター)

 ライドシェア解禁はタクシー業界に打撃を与える可能性もあり、慎重論も少なくない。導入に向け議論は加速していきそうだが、決定ありきで事を運べばろくなことがなさそうだ。

(小林洋三)

カテゴリー: 政治   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
発生切迫!東京と千葉東方沖で「想像を絶する規模」に/能登半島地震の次に必ず起きる「6つの大惨事」(4)
2
巨人初のトレード加入で「4」を付け「33歳で病死」主砲の遺言/あなたの知らないプロ野球「永久欠番」秘聞
3
「築地球場」本拠地移転を狙うのは巨人ではなく「西武ライオンズ」という大逆転
4
政府が慌てて調査を始めた「日本海海底大地震」/能登半島地震の次に必ず起きる「6つの大惨事」(2)
5
地殻が水平移動!長野と岐阜の活断層で「内陸直下型」が多発する/能登半島地震の次に必ず起きる「6つの大惨事」(3)